くだらないのが面白い/私のおじさん 1話感想
またまた自分を見ているようなドラマだ。『私のおじさん WATAOJI』
主人公のひかりに課せられることが何とも...!周りに振り回されるのに笑顔で逃げないのすごいなあ。
一生懸命やってるのに。褒められない。むしろ怒られる。
辞表届けの書き方をネットで調べるのとか、友達とのグループラインの動きとか、すごくリアル。
そんな中、急に飛び込んでくる心を動かす言葉。
くだらないことの積み重ねだから、仕事って。
諦めたらそこで終わり
でもやっていることは、激辛グルメのどうのこうの。小さな小さなネジを作る人はテレビに繋がって、人々の笑顔を作っていることに貢献しているとは思わないかもしれないけれど、やるんだ。
そんな熱い想いはなくても、やってる。
くだらないでしょう?それが面白いんだよ。
好きなことを仕事に、やりたいことをやる。
そうやって言われる最近の日本だけれど、実際問題そうは言ってられてない人のが多いのでは。
ばかばかしいな、やってられないよ。
そんな風に思いながらも、生きるために仕事をする。そんな働き方、生き方をしている人に対して「社畜、昔の人間」なんて他人が言うのには賛成できない。
くだらないことを面白いと思って、全身全霊かけられるのはすごいこと。もちろんそれに1ミリも喜びとか達成感とかを感じられないのならば、考え直す必要があると思うけれど、やりがいのようなものを感じられるのなら。
全部が全部嫌なことじゃない。くだらなくても、ぱあっと輝く瞬間があるはず。
ドラマはいかに日常で、自分が変えられるところを変えていくか、に関わっていると思う。
似たような境遇の人も、「頑張っていたらいつかいいことがやってくるはず」って思えるように。
まだ体験していない人に、「こんな風になりたいな」って思えるように。
くだらないの中に「面白い」をどれだけ見つけられるか。それが生きていく中でより楽しく、面白く時間を過ごしていけるかどうかの境目だと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?