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はじめての書籍化

小説家を目指して書き続け、すっかりあきらめていたときもあったけど、近年、小説を投稿するサイトが増えてきて、自作ホームページという僻地から拠点を変えてみて、また書くことを再開しました。
つぎの小説投稿サイトにて自分が書いた小説を公開しています。

まず、エブリスタさんでは、以前、石田衣良先生が選考員を務めてらっしゃったコンテストがありました。
それが第二のチャレンジをするきっかけともなったのです。
私は石田先生が受賞されたオール讀物推理小説新賞にも応募してみたことがありますし、なにより先生が書かれる青春テイストの小説が大好きですから。
幸運にも応募作『ふしぎな骨董品店』が佳作入選しました。

NOVEL DAYSさんは講談社さんが運営するサイトです。
定期的に課題文学賞と三題噺バトルを開催しています。
『かりそめキューピッド』が第1回課題文学賞受賞となりました。
長編文学賞テーマ「青春小説」のときには『謎翔る転校生』(本当のこというと連作短編集)が優秀作品に選ばれました。お気に入り作品です。

あと、山本彩さんのラジオ番組 J-WAVE「SPARK」とコラボで募集していた企画なのですが、深夜のほっこりショートコンテストお題「物のつぶやき」にて「いつか、あの場所で」が採用されました。
775文字の短い小説ですが、山本彩さんに読んで頂いた感動は忘れられません。
『森羅万象のことわり』の短編集に入れてありますので、ぜひ読んでみて下さい。(もちろん文章だけです。声はないです!)

そして、アルファポリスさんでは『恋したら、料理男子にかこまれました』
が第15回絵本・児童書大賞奨励賞を受賞しました。
短編を積み重ねるような形で書き上げましたが、おそらく長編らしい長編を書いたのはこれが初めてです。

正式に受賞したと思っていなかったので、書籍化のお話を頂いたときは驚きました。
そうです、この作品が、私にとってのはじめての仕事。趣味以外となったはじめての小説なのです!
担当してくださることになった編集者の方と原稿のやりとりを何度も重ねて、ようやく出版となりました。

自分、『一太郎』派なんだけど、ワープロソフトの『Word』ってあんな使い方もできるんですね。
修正する箇所に線を引いて、別の言葉を入力。元の文章を残したままにできるので、どこをどう修正したかもわかるし、非表示で完成形でも読めて便利。
原稿とは別にコメントを入力できたり。

原稿が書けたら、いよいよ挿絵です。
ラフスケッチや完成したイラストが届くたびに喜びでもだえました。
とってもかわいくて、素敵なんです!
人物紹介見ているだけで胸キュンです。
そして、ああ、本当に本を出版してもらえるのだなと実感できました。
私に気力と勇気を与えて下さるんですよ!本当に!
小説に命が吹き込まれました。

おもいっきり宣伝になりますが、2024年4月3日発売となりました。
アルファポリスきずな文庫
『恋したら、料理男子にかこまれました』
著:若奈ちさ
イラスト:池田春香さん

恋してる女の子が、彼に手料理を食べてもらいたいと、ぼんやりと思い描いているうちに、料理好きの男子にかこまれて、料理部まで立ち上げてしまう、新学期にぴったりな中学生のお話です。
私は栄養士の資格も持っているのですが、料理の知識も詰め込みました。どんな料理をつくるのかも見所のひとつです。

ええと、ちなみにですが、上の写真に映り込んでいるのは、アルファポリスさんのキャラクターであるアルファカさんをモチーフに、自分であみぐるみを作ってみました。
手芸も私の趣味のひとつです。
テンション高すぎですが、ええ、間違えではありません。『アルファカ』さんです。
またこのアルファカさんが登場できるように頑張ります。

#はじめての仕事

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