損得と本
全てを知るには、人の一生では短すぎる。
だから、ひとつの分野をただ研究する人が、その分野のことを全て知ろうとする人がいて、
少し少しの部分を知る人がいる。
本は最も安く、手軽に知ることのできる媒体だと、これもまた本で読んだ。
筆者の人生、失敗や成功、知識を、お金で買う。
自分で体験するには時間も労力も費用もかかるのに、本を読めばそれらを得られると。
実際のところ本を読んだところで、筆者と全く同じようにはならない。経験だって、思考だって違う。それでも、それを知った気になる。
知ったことで、賢くなる。
賢くなった結果、安全な道しか進まなくなる。
その通りだなって思った。
とにかく失敗しないように、調べるし下準備もする。
失敗することは避けるべきだけれど、
それと引き換えに失ったものがある気がする。
失ったものがあるなら、得るものもあるはずだけど。
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