最近の記事

Three years left to be 而立

昨日の仕事の帰り道、夜風にあたりながら電車を待っているホームでひとり、何となく毎年記録している備忘録のことを考えていた。去年、一昨年はクォーター・センチュリーがキーワードだったけれど、今年は而立をテーマに記録したいな、ということを。きっと、来たる三十歳にむけて思うことが増えてきたから。 孔子や村上春樹が三十歳になってから人生の方向を決めなさいと言っていた。それまでは頭をぶつけながら、様々なことを試してみてもいいのだと。先生は言っていた。「社会に立つ人になってほしいんだよ」と

    • クォーター・センチュリー(その後);20190916(via Tumblr)

      とても素敵な気分で過ごした去年の深夜零時のことを思い出す。少し冷たい夜風、いい匂いのするキャミソール、かわいいお花のカード。 今年は白いスカートに赤いリップスティック、お気に入りの真珠のリングと大切なネックレスを身につけて、昨日注文した素敵なめがねをかけられたら完璧なのに、と思っている。 先ほど止んだ雨の匂いを胸いっぱいに吸い込む。いい匂いだと思うのは、今朝すっかり読み終えたジュンパ・ラヒリの愛すべき言葉の数々に、とても満たされた気持ちになっているから。 この素敵な気分

      • クオーター・センチュリー(記録);20180917(via Tumblr)

        日付が変わって間もないとある日の深夜零時、お気に入りのプレイリストを聴きながら、すっかり涼しくなった夜道を歩く。数時間前の愉快なおしゃべりのあれこれを思い返す度に、または手に抱えたプレゼントの包みがガサガサ音を立てる度に、最高に気分がよくなって、もうこのままずっと散歩をしたいような気持ちになるーーアパートメントはすぐそこだというのに。どうしてわたしは一駅前で降りなかったのだろう? いつもは宅配ポストなんて素通りしてさっさと部屋へ急ぐけど(ヘンな広告か請求書しか入っていない)

        • 備忘録その2;20180908(via Tumblr)

          最近、自分がいやに女臭くなってきた気がするから恐ろしい。今日バッグに忍ばせた文庫本は川端康成の『女であること』だったし、先週からベッド脇のテーブルに置いてある本は谷崎潤一郎の『細雪』。ある人から忘れ難い言葉をもらって以来また髪が伸びてきたし、気がついたらネイルポリッシュはフェミニンなピンク(ああピンクだなんて!)を選んでいる。あれだけ心の核にいたホールデンとは一線を画して、いつからかフラニーと必要以上に同調して、ズーイの説教にクリネックスが手放せないでいる。何年か前はユニセッ

        Three years left to be 而立

        • クォーター・センチュリー(その後);20190916(via Tumblr)

        • クオーター・センチュリー(記録);20180917(via Tumblr)

        • 備忘録その2;20180908(via Tumblr)

          備忘録;20151206(via Tumblr)

          ティーンの頃は、夜中いきなりホールデン・コールフィールドに電話をかけられても相手ができると思ってたし、彼にニューヨーク・シティを飛び出て田舎に行こうと誘われても彼となら大丈夫だと思ってて、つまり彼とは唯一無二の友達になれると信じてたんだけど、この一年で考えが変わって泣く泣く彼と決別を果たした。まあホールデンからしてみれば、フォニーなわたしは数ある読者のうちの一人で、彼にとってどうでもいい存在だろうし、というかそもそもこんなことを考えることそのものが生産性のないどうでもいいこと

          備忘録;20151206(via Tumblr)