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共依存を全力で回避しよう大作戦


まず、共依存とは何か↓

私は対人援助職に就いていたので、自分が気を抜くと共依存になりやすい性質を持っていることを自覚しており、それは祖母を在宅介護する上で危険因子だと思っている。

そして専業主婦一筋60年で世話焼きな祖母も、紛うことなき共依存体質なのだ。

私が祖母を介護していることが、自分の自尊心を保つ唯一の行動になってしまったら、私は祖母の次なるステップへの移行を妨げてしまう。

具体的には、将来老人ホームかサ高住(サービス付き高齢者住宅)での生活に慣れることが難しくなったり、ヘルパーさんに来てもらうことができなくなり(すぐクビにしたりする)来てもらえるヘルパーさんがいなくなったり、自縄自縛である。

孫しか私のことをわかってくれない・孫がいないと生きていけないという状態にしてはいけないということだ。

私自身も祖母の介護が終わった時、何のために生きていいのかわからなくなってしまうだろう。

そうならない為に私が心がけていることは

・SNSを頻繁に更新して、友達と近況をシェアしながら繋がりを確認すること

・「おはよう」「おやすみ」スタンプだけを送っていいLINE友達を作ること

・趣味の時間を細切れでもいいから確保して(私は自分の時間が介護のために犠牲になっている)と思わないようにすること

・祖母と離れる時間を、他人を頼ってでも作ること

・仕事を介護のために絶対に辞めないこと

・愚痴を聞いたり、言ったりできる友達と長電話すること

介護のことはどうしても、未来のある子育てと違ってネガティブな話題になりがちなので、友達の目に触れる表アカには出しにくい。

それでも、今日何食べたでも、今の空綺麗だなでも、いいねがもらえたら、私は生きていて、友達がそれを知ってくれているということの確認作業になる。

介護のことは、介護アカウントを作って同士と共感しあって、元気を分け合う。

被介護者との生活空間以外の、外界との繋がりを決して切らないことが大切。

趣味の時間を確保することに後ろめたさを感じないで、むしろそれも介護のうちで必要不可欠なことなんだと割り切る。

これらを意識することで、私は祖母に辛くあたらないでいられる。

認知症の老人に、介護者に依存しないでと言うのは無理だ。だから、介護者が、被介護者と自分を守るしかない。

決して、自分の幸せを諦めない。私が自分の人生を生きられないのは家族のせいだなんて悲しいことを思わないように。

と、いつも自分に言い聞かせている。





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