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居場所としての学習塾。

先日、テレビで紹介されていた、学習塾プリマ
基本的には学習塾なのですが、積極的に不登校の子も受け入れています。
塾にありがちな、勉強して良い学校を目指す、という雰囲気ではありません。
アットホームで、自分のペースで勉強をしていこうというスタンス。
テレビで紹介している所からは、フリースクールと塾の中間みたいな感じに見えた。

前にも書きましたけど、若宮は不登校経験者です。

若宮が小学生の頃は、周りにいくつかのフリースクールがありました。
けれど、今はそのどれもが無くなってしまっています。
少子化のせいで利用者が減った事もあるでしょうし、スタッフは基本がボランティアですから、それぞれ事情があって運営側が手薄になったり、高齢が理由で辞めてしまうこともあります。
そのことをすごく寂しく思っていました。
若宮はフリースクールにすごく救われたし、楽しい思い出がたくさんあります。
不登校をしている子に、学校や家以外の居場所って必要だと思うんです。
色んな理由があって不登校になると思う、理由も無くなんとなく学校へ行けなくなる子もいる。
でも誰もが、学校へ行けない事や、周りと違う事に劣等感やもどかしさを覚えるだろう。
今の日本の社会では、まだまだ不登校への理解が少ないし、本人も家族も疎外感を感じると思う。
だから“居場所”ってすごく大事で、他の不登校をしている子に出会う事で、経験者に出会う事で、やっと自分を肯定できるから。
今現在、不登校をしている子たちやその家族の方は、どこに居場所を作っているのだろう? 誰が寄り添ってくれているんだろう?

そんな時にこの学習塾の話を聞いて、安心したというか、希望が持てた。
学習塾プリマでは、不登校に理解のある先生や経験者の先生が居て、子どもの様子をしっかり見ながら勉強を進めてくれるし、たくさん話を聞いてくれるそうです。
今はそういう居場所の形があるんだね。
若宮が小学生の頃は、フリースクールとか中間教室とかあったけど、中間教室はほぼ学校と変わらなくて何回か見学したけど合わなかった。
そうだよね、色んな形が有っていいんだ。
趣味とか習い事で“居場所”が出来るかもしれないし、ご近所にもあるかもしれない。
オルタナティブな学校も少ないけどあるし、ITが進んだ現代だもの、ネットの中にも居場所があるかもしれない。
有名所だと、東京シューレでオンラインの居場所を運営しています。

若宮の知っている“居場所”が無くなってしまった分、時代に合った新しい”居場所”が生まれているのかな。
どうしても”居場所”過疎地みたいな場所は出てきてしまうと思うけれど、それでも不登校をしている子みんなが、疎外感や劣等感を感じずに毎日を楽しく過ごせる事を願っている。
若宮に色んな余裕があればフリースクールをやるのにな。


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