ワークマン式「しない経営」の読書感想文

2年前に大雨で被害を受けた丸森町のボランティアに行く機会がありました。そのときワークマンでつなぎを買ったのですが、ワークマンで売っている作業服がかっこいいことに衝撃を受けました。屋外で働く仕事をしていない自分でもワークマンの服を普段着にしたいと思うほどです。ワークマンの戦略の通りに自分は取り込まれました。

成長の限界が見えていたワークマンがブルーオーシャン市場の拡張を達成するためにどのように経営したのかがこの本には書いてあります。

【しない経営】
「しない経営」の本質は、頑張らないことにあると感じた。個人の頑張りに頼っていては再現性も持続性も無いため、仕事が属人化してしまう。誰にでもできるように標準化することが生産性を上げるのだと感じた。

頑張らないというとマイナスなイメージを持つ人がいるが、頑張らないというのは「手を抜く」ことではなく、「力を抜く」ことだと思う。力が入った状態(頑張っている状態)というのは頭は凝るが、工夫を凝らすことができなくなる。

自分自身、こうしたら良くなるのではないか?などと工夫している時間は楽しいものだが、頑張っている時間なんてのはこれっぽっちも楽しくない。頑張ってる自分が好きなんて、生きてて一度も思ったことがない。そもそも力が入った状態というのは持続しない。肛門括約筋だって力を入れ続けられる時間はせいぜい10分だ。その後は大惨事が待っている。

話が脱線してしまったが、様々なことを「しない」という選択をすることで、本当に価値のある仕事ができると思った。

【エクセル経営】
全ての社員はデータの元で平等である。という印象を受けた。
データを元に話し合いをして意思決定をしていく。
そのために、使う人を選ぶ高度な分析ツール等を使わずにExcelでデータ分析をするようにしている。
全ての社員がExcelを使いこなし、分析し始めることで、全ての社員が経営に参画できるようになる。経営に口を出したいならデータを提示すればよいということだ。

【まとめ】
エクセルによる業務の効率化で時間を作り、「しない」という選択で時間を作り出すことで本当に生産性のある仕事ができるようになる。

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