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化粧水は本当に必要なのか?


肌というのは、いちばん外側に「バリア機能」という外壁みたいなものがあって、その壁があるから、私たちの肌は健やかな状態を保てています。

例えば、紫外線や風、大気汚染などの肌の外側にある“よくないもの”が肌に入ってこないように(影響を受けにくくなるように)ブロックしています。
さらに、忘れられがちなのが、外側だけでなく、肌の内側にある水分を蒸発させないように守っているという側面も持ち合わせているんです。

もちろん、よい意味で「壁」なのですが、その壁が邪魔することもあって・・・

それは、化粧水や美容液などの化粧品を肌に浸透させようと思ったとき、その壁が邪魔となり、なかなか簡単には入っていかないのです。

肌を守ってくれている一方で、自分が浸透させたいものも入らないというジレンマをどう解消するのかが、化粧品メーカーの悩みの1つと言っても過言ではありません(⌒-⌒; )


この壁があるおかげで、化粧水は角層のほんの2〜3層しか入っていかないとか、それすらも入って行っていないと言われています(角層自体は、健全な場合20層くらいです)。

そのくらいしか入っていないのだから要らないのでは?という、化粧水不要論もあるほど。

けれど、肌に実際に触れ、ケアを施しているエステティシャンの方は、口を揃えて、水(=化粧水)が大事と仰るのです。

化粧水って

人体実験(自分限定で)が好きな私としては、もちろん化粧水ナシでスキンケアをすると、肌はどうなるのか?という実験をしたことがあります(⌒-⌒; )

もともと、アトピーがあり、乾燥しやすい肌だから、ということもあるかもしれませんが、化粧水ナシだと・・・ものすごく、くすみました( ̄◇ ̄;)   保湿が足りてないのかと、セラミドを配合した美容液を重ねづけをしたりもしてみましたが、それでもどよよ〜んとくすむ肌。

どういう原理でそうなるのか?を自分なりに検証してみました。
その結果・・・たどり着いた答えは、「肌のそもそもの水分不足!」でした。


確かにセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分の多くには、水を抱えて離さない、水分を肌内でキープしてくれる効果があります。けれど、そもそも肌の中に十分な水分がなかったら? 抱えるほどの水分がなければ、保湿成分をいくら塗ったところで、肌は潤っていかないし、みずみずしくもならないなぁと。


そもそもの部分があるのではないかと思ったんです。だから、結果的には角層の数層にしか入らない化粧水だけれど、その数層でも水で満たすことができたら、それを保湿成分が抱えてキープし、肌の透明感、潤いとなって、肌上に現れるのです。


だから、やっぱり化粧水は必要で、くすんでいるなと感じるときは、化粧水でのコットンパックや美容液を含浸させたシートマスクなどでしっかりと水分を補ってから、保湿美容液などを塗布するのがやっぱり効果的です。


年齢とともに、1回では効かなくなり( ̄◇ ̄;)、最低でも3日間くらいのパックが必要になってくる気がしますが、水でヒタヒタになった肌は、本当に「水を湛えた」と表現したいくらいのうるぷる感になるんです。


肌の構造理論を知ることも大事だけれど、現場で肌を実際に見ていらっしゃるエステティシャンの方々の声は心強いというか、説得力が半端ないなぁと改めて思いました^^   

これからの季節は、どうしても血流が悪くなり、肌が硬くなりがちです。ほぐすという意味でもたっぷりの水分を与え、保湿成分でキープする、ことが大切だと思います^^



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