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あなたはどうする?

漸く免疫抑制療法ATGが終わり、ICUからも解放されて一般病棟に戻ってきました。なかなかハードな時間だったので追々書いていこうと思う。

トイレ以外はずっとベッドの上で過ごし、点滴に繋がれてアレルギー反応と対峙していた時の唯一の楽しみはネットフィリックスで観る韓国ドラマ。
ICU滞在期間で「39歳」を観終わった。死生観について色々考えた。ATG治療が私のアレルギー反応で思うようにいかず、大丈夫なんだろうかと不安に思っていた時だったから。

そんな時にドクターが私のところに来て
「もしあなたが意識が無い状態で治療の重要な選択ができない時、誰にその選択を委ねますか?また、事前に(病院にある)正式な書面に自分の意思を記入して信頼する人に託しておくと最悪な状態の時に自分の意思に反しての治療はされない。」
と言われた。思わず「えっ!? 私そんな状態なの?」って心臓バクバクして、ちょうどドラマを観終わったところだったから涙があふれた。

ドクターは焦って、「あなたを不安にさせるために話したんじゃなくて、これは骨折で入院して来た人にも話さなきゃいけない只のルールなの」と謝られた。

これが今回の入院で唯一心乱れて涙が止まらなかった事。

あ、私は予後不良ではないのでご心配なく(笑)
嬉しいことに輸血無しで血球数が増えてきてます。今投薬治療が始まって、ステロイドを入院管理で大量投入してたけど、今日から徐々に減らしていくそうです。

今回は心が弱ってるときにされた話だからこたえたけど、自分はどうしたいかをちゃんと決めて、伝えておくことは大切だと思った。
ただ私は決めるまでにもう少し時間が必要。


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