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源氏で紡ぐ和歌便り 第1章 八十島かけて

及ばぬ高き姿を体現する

子宮系歌人 梶間和歌です。


「源氏で紡ぐ和歌便り」へようこそ


『源氏物語』の登場人物の誰かを

作中主体(作品中の主人公)に設定し、

月に1作、歌の連作を発表する。


……なんてマニアックな記事を読んでくださるあなたは、

ありきたりな源氏論では満足できない

『源氏物語』の熱心な読者さんか、

それとも、梶間和歌の熱心な読者、理解者さんでしょうか。


なにかしらの期待をかけて

この記事をお読みくださっているかと思います。

ありがとうございます。

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和歌を愛し、基本的には文語で歌を詠む私が、

得意とする成り代わり(誰かに成りきること)の歌を、

大好きな『源氏物語』の登場人物でおこなってゆく。


『源氏物語』の様々な登場人物に

通常より深く、また通常とは違った角度から光を当て、

彼、彼女に成り代わった一人称で歌を詠む。


論文でもエッセイでもない

新しい『源氏物語』の楽しみ方が

ご提案できているかな、と思います。


企画の詳細については、こちらも見てね。

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さて、その初回主人公は……


『源氏物語』でも一、二を争う嫌われ役


少なくとも、人気の集まるキャラとか

愛憎、評価の分かれるキャラとか

そういう印象の人物ではありません。


そんな彼女に、あえて

最初に光を当ててみたく思いました。


朗読パートは無料公開します。

活字で読みたい方や解説なども読みたい方は

有料記事をご購入くださいね。


この主人公が誰か……

朗読だけで、また解説なしの連作だけで、伝わるかな?

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「源氏で紡ぐ和歌便り」第1章 八十島かけて



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