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雑感:選挙の秋がやってくる~衆議院議員選挙~(その1)

 どうも!おはよございますからこんばんわ!まで。

 ぶっちゃけましたね。今月14日解散の今月31日投票開票の構図となる衆議院議員選挙。投票日までの間いくつかに分けてマガジンにして投稿してみたいと思います。今回はその総論で~す。

1.そもそも選挙・投票の意味って何?

 上記画像は、総務省HP掲載の第31回~直近の第48回衆議院議員選挙の世代別投票率です。直近の衆議院議員選挙は選挙権が18歳から認められたため、10歳代のカウントもされています。こうして見ると、10~30歳代は投票率が半分を超えてませんね。この投票率の低さには投票に行く事でのメリットを見出せないという部分が強くあるようで、2021年9/21に配信された現代ビジネスの記事によると、メリット感じにくい理由として次の3つが考えられるそうです。

1)「心から見たいと思える未来を考える余裕がないこと」

2)「政治に関する情報を咀嚼できていないこと」

3)「自分の声なんて届かないだろうというあきらめから入り、メリットをイメージしようとしないこと」

 確かに、政治の情報は難しいし考える暇・余裕が無いのもまた事実であると思うし、政治家の不祥事をニュースに介して目の当たりにすると政治家に自分たちの声なんて届くなんてないだろうと思っても不思議ではありません。しかし、政治家には政治家にしかできない役割が日本国憲法に規定されています。

第四十一条 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。

 つまり国会は法律を作ることができる唯一の機関であり、その構成員となっているのが政治家です。そう考えると、こういう叫びもそれに共鳴する政治家を選ぶ事で前に進む可能性があります。

 北海道旭川市で中学生の少女がいじめ被害を苦に自ら命を断ってしまったというなんとも悲しい事件で、事件発覚後の旭川市教育委員会や学校関係者の対応が杜撰すぎたという事がニュースでも話題になりました。上記の動画は、旭川のいじめ事件の真相究明と事件の解決そしていじめを許さない学校現場を作っていくための法制化等を求める請願の活動をされている加藤秀視さんという方の請願に向けた署名活動の一環で行われた街宣の様子です。勿論、請願それ自体は日本国憲法16条に根拠づけられた請願法という法律に基づいた正当な行為ではあります。しかし、教育現場におけるいじめに対して厳格にしていくという政策を掲げている政治家を選ぶ事でより一歩進んだ想いの具現化につながる可能性がある事が選挙であり投票の意味だと思います。

2.混合制

 今般予定されている衆議院議員選挙の仕組みは1つの選挙区内から多数の候補者やグループのみが代表となる多数制(小選挙区制)と得票比率に応じて複数の政党に議席が配分される比例制(比例代表制)を合わせた混合制と言われいます。多数制は文字通り当該選挙区内で多数の票をゲットできた人が当選しますが、そうするとそれ以外に投票した人の意見が反映されない(死票)という事から、少数意見を掬い上げる方法として比例制が存在しこれをミックスさせたのが混合制で衆議院議員選挙では多数制と比例制をそれぞれ独立した形で実施する並立制という形で運用されています。(参照: 『民主主義の条件』砂原 庸介 (著) pp42~47,58~60)

 実態は小選挙区制と比例代表制の重複立候補が認められているため、小選挙区で負けたとしても比例代表で復活すれば良いという図式になり、ゾンビと形容されて表される傾向にあります。(参照: 『民主主義の条件』砂原 庸介 (著) pp62~63)

3.次回は

 次回はメディアリテラシーをはじめとした選挙に向けての情報の受け止め方について書いてみたいと思います。

 

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