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雑感:(私見)WEB面接時代と学歴フィルター

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 コロナウイルスを契機にビジネスの世界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が話題になっていますね。簡単に言うとIT技術の浸透で生活を良くしようぜ!という概念だそうです。この流れはビジネスの世界にも浸透し、就職活動・転職活動両方にも浸透しているようです。採用DXブランド“harutaka"を展開する株式会社ZENKIGENが2021年卒の就活生を対象にしたWEB面接実態調査(2020年9月調査)によると、企業説明会や面接をオンラインで参加するメリットをお聞かせください。という質問に対して1番多かった回答は移動時間や交通費・宿泊費を節約できるという事です。

 オンラインの対応が地方の大学目線で見た場合にこれまで応募をためらおうとした都市部の企業への応募を促すきっかけになると思う一方で、学歴フィルターについて考えてみないといけないかもしれません。今回は学歴フィルターについて書いてみたいと思います。

1.学歴フィルターとは?

 例えば、一定ランクの大学は企業説明会の予約をする時はすんなり予約ができてエントリーシートがスカスカでも書類選考に通る確率が高い一方で、一定ランク以下の大学は企業説明会に予約しようとしたら申し込み段階にはほぼ満席状態で念入りに添削したエントリーシートが弾かれるといったように大学の名前で機械的に選別されるのが学歴フィルターと言われています。(参照:『「就活」と日本社会 平等幻想を超えて』常見 陽平 (著) pp120)キャリアパークという就活サイトを運営するポート株式会社が行った2021年卒業予定(当時)のキャリアパークの会員143名から回答を得たアンケートによると、就活中に学歴フィルターを感じることがあると答えた人は39%でした。コロナウイルスが本格化する前ではありますが、連合(日本労働組合総連合会)が行った2019年に行ったアンケートでは、「就活で学歴フィルターを感じたことがある」40%だそうです。

2.Web面接がもたらした変化

 前文でも引用しましたweb面接をはじめとした採用DXを手掛けている株式会社ZENKIGENが2021年卒の就活生を対象とした就職活動におけるWEB面接利用実態調査によると、企業がオンライン面接に対応しているか否かは、応募意欲に影響を与えますかという質問に対して、影響がある,どちらかといえば影響があると回答した人は全体の約5割を占めます。勿論コロナ対策という側面もありますが、地方大学の大学生が首都圏エリアをはじめとした都市部の企業を応募する際にネックとなる多額の高速バス代や新幹線代といった交通費が浮き、応募をためらっていた層が応募をしようと決断するきっかけになった要素ではあると思います。

 新型コロナウイルスから1年が経過し、人事側の試行錯誤を具現化していくフェーズである22年卒を対象とした株式会社スタジアム・株式会社ジェイック・株式会社DEiBA Companyが合同で行ったアンケートによると、21年卒と比較した22年卒の採用目標人数がほぼ同じと答えた企業は全体で58.8%で若干増えた・大幅に増えたを足し合わせても3倍近くになります(下図)。また、Web面接の導入によって応募者数が増えたと回答した企業はかなり増えたと合わせて全体で42.3%となります(下図)

3.ジョブ型雇用とは言われているけれど

 巷ではジョブ型雇用を導入してみると言っている企業がありますが、その多くは応募者のスキル面にフォーカスを当てて人を選抜する時代に来ているのではという論調なのかな?と思います(ここでは詳細なことは言いませんが、私個人としてはアホなムーブメントだと思います)が、新型コロナウイルスによる全体の有効求人倍率が下降気味な中でWeb面接の導入がこれだけ応募者数の増加に寄与した様子を鑑みると、より一層学歴フィルターの利便性に光が当たるのではないか?というのが私の私見です。とりわけこれまで馴染みのない名前の大学の学生が応募してきたとき、その学生の中身で判断するのが大変な場合、大学のランクで機械的に選別する方が企業側としてはオペレーションが楽ちん等多様なアプローチの仕方があると思います。また、日本の人事施策の特徴であるヨコヨコタテタテの配置転換で常に末端のポジションが空き、そこに新卒採用した社員を当てはめるというやり方(参照:『人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~ 』海老原 嗣生 (著) pp50~51)も学歴フィルターの利用が増える背景の1つかなと私は考えます。

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