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#24 コードを作ってみよう

前回は「コード」というものをざっくり紹介しました。
今回は実際にコードを構築していきます。

※ 音程の「度数」に関する知識が必要です。


根音 ( ルート )

コードには必ず
「この音を基準にしてコードを作りますよ~」という
音があります。

その音のことを「 根音 ( ルート ) 」と呼びます。
根音は、基本的に和音のいちばん低い音を担当します。

今回はまず「ド ( C )」の音を基準にしてコードを構築していきましょう。


コードの積みかた

コードは基本的に
ルートに対して「3度」「5度」の音を重ねます。

度数に関しては「音程」の記事を参照ください。

Cから数えて、3度は「E」5度は「G」ですね!
早速積み重ねてみましょう。

出来上がりました!

これは「Cメジャー」といわれるコードで、基本的に「C」と表記されます。
詳しく見てみると、以下のルールが定義されています。

根音が「C」であること
この根音に対して「長3度」「完全5度」の音が重なっていること。

以上が「Cメジャー」コードの条件です。


ってことは…。

「G」の音を根音として
「長3度」「完全5度」の音を重ねると「Gメジャー」というコードになり、「A」の音を根音として、同条件であれば「Aメジャー」というコードになります。


マイナーコード

例えば「C」を根音として、違う音程の「3度」「5度」を重ねるとどうなるのでしょう?
今回は「短3度」と「完全5度」を重ねてみましょう。

根音は先ほどと同じく「C」なのですが
今回は3度の音程が「短3度」へと変わっているので
コードネームも「Cマイナー」と変化します。
表記も、コードネームの右側に「m」が追加されていますね!

実際の音の違いも聴き比べてみましょう。
1つ目がCメジャーコード、2つ目がCマイナーコードです。


コードネームまとめ

コードはこのように
左側に「根音」を、右側には「和音の重ねかた」が表記されます。

( メジャーコードの「何も書かれていない」のは「省略されている」と思ってください。 )


今回は代表的なものとして
「メジャーコード」
「マイナーコード」
以上2種類を紹介しました。


ちなみに、今日ご紹介したコードのように
ルート・3度・5度から成り立つ3和音のことを
トライアド」と呼び、先ほどのコードもそれぞれ
3和音のメジャーコードを「長3和音」「メジャートライアド」
3和音のマイナーコードを「短3和音」「マイナートライアド」
と呼びます。

他にも「増」「減」がありますが、これはまた次の機会にご紹介します。

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