なりたい、やりたいを実現し妊娠へと導く【妊活プランナー】が誕生するまで#4

若返り鍼灸師の山田和宏です。
ご観覧ありがとうございます!

#3からの続きです。

嫌々野球を続けていましたが、事件が起きました。

小学校四年生の9月、大型の台風が愛知県を直撃した事が有ります。

あまりの暴風に父の工場のトタン屋根が飛び、地面に散乱する様な風の中、父は屋根に登り、トタン屋根をロープで縛っていました。

それを見て、自分も何か父の役に立ちたいと下で待機をしていたところ、ロープが飛んできて足元に絡み私は転倒しました。

危ないから、家に入ってろと言っただろ!
強く父は怒鳴ります。

渋々、家に入ると、姉がタオルを持ってきてくれました。

そして僕を見るなり、

どうしたの!!
その手、何が有ったの!!

と泣きながら叫んだのです。

何が?
コケたけど、何ともないから大丈夫だよ。

と手を見たら、服が真っ赤に染まるほどのおびただしい量の出血。

シャワーで血を洗い流し、出血している場所を触ってみると、手の平が前後にズレる。

どうなっているのか意味がわかりませんでした。

深夜の真っ暗闇の中でしたので、その時は気付いていなかったのですが、

どうやら運が悪く

散乱したトタン屋根の端がめくり上がり、刃物の様になっていたところに手を突いてしまった様なのです。

それを見て

〝なんじゃこりゃぁ〜!〟

と叫び、

あまりのショックに立っていられなくなりました。

父が戻ってくると、青ざめ、大慌てで救急車を呼びますが、大型台風で救急車が出払っており搬送が出来ない。

救急病院はどこも一杯でしたが、何とか受け入れてくれる病院を見つけました。

タオルで手を縛っても、次から次へと血が溢れ出てきます。

病院についた頃には失血で目がだんだん見えなくなってきて、そのうちTVの放送が終わった時の砂嵐の様な画面、そして暴風の風の音が徐々に聞こえなくなっていきました。

真っ暗になり、静かになったと思ったら、目の前に綺麗な川が流れている画面に変わったのです。

次回に続きます。

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