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和倉温泉の宿のおばちゃん

2月、まだコロナがこんな騒動になる少し前。
出張で石川県の和倉温泉に行きました。

僕は知らなかったけど結構有名な温泉街らしくて、立派な旅館がたくさんあった。その中の一つに宿泊した時の話。

ロビーでは「ザ・ホテルマン」って感じの立派な作法と言葉遣いの方に宿の説明をしてもらって、部屋までの案内は案内係のおばちゃんに交代。

案内係のおばちゃんはロビーの人とは真逆で「ザ・田舎のおばちゃん」って感じで、半分タメ口半分方言でマニュアル無視で宿の説明や街の説明を軽快なトークで繰り広げて、部屋まで案内してくれました。
僕はもう途中から笑ってしまってその人の事を「おばちゃん」と呼び、楽しく会話をしながら部屋まで向かいました。


いつも思う。
「庶民派が良い。落ち着く」って。

堅苦しい世の中にはず〜っと違和感があった。
田舎に住めばそんな世界から離れられるけど、東京に住み続けている自分。
矛盾を感じていたけど、今なら改めて東京に住み続ける意味を定義づけられる。

「東京で田舎のようなマニュアル全無視の庶民派を普及させる。」

東京には田舎モンがウジャウジャいる。
たまに「田舎にもここと似たような居酒屋がありました。」とか言われる事があって、嬉しい。
そう言う人は東京に疲れている。
田舎にいる時に当たり前にあると思ってた「人の優しさ」を求めてる。
自分はそれを供給できます。知ってるから。

東京に合わせる必要はないんだよなとか、他のお店と同じっぽくしなくていいんだよなとか、って前々から思っていたけど、
自粛してるこの1ヶ月半の間にその思いが確固たるものに変わってきています。
より多くの人の共感を集められたらいいな。
多分その世界観の方がみんな楽に生きられるから。

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