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エッセイ

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2015年8月の記事一覧

世の中、痛いか痛くないかの重要性が年増女性社会で上がってきているように思う。

・実年齢よりうんと若く見える自分に磨き上げる美魔女が痛いのか?
・自然体といえば体裁よく、オバサン化を急速させるオンナが痛いのか?
・結婚もせずいい年こいて、韓流スターなどに夢中になるのが痛いのか?

たぶんどれも痛い要素にはなり得るのだろう。

私は早くから自覚している、「自分は痛いオンナ」だと。
タイプで言うと上記

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花火大会と浴衣とビール

子供のころ一発も見逃したくなくて「花火大会」に卑しかった自分。虫に刺されていることにも気づかず花火の虜になった。家に帰ったら赤い斑点に覆われた手足に塗布されたキンカンがきつく染みた。
その頃の私にとって、夏に花火を見ないなんて、東京に行ってディズニーランドに行かないも同然のことだった。
いや、もちろん東京に行ったからといって誰もがディズニーランドに行くわけでないことくらい今は理解しているが、当時東

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扶養家族

その小さな身を私にうずめ
、なんとも無防備な寝姿は

小さな心臓をうごかし。わたしにすべてを任せる。
君は、ときに私の子どもであり、時にセラピストだ。

この狭いアパートに引き取られ、君は幸せかい?
私は君にとって、いいパートナー、保護者になれてるだろうか。

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日和見感染

まだ、自分の中に残ってた部分。この女の卑しい部分は私の中から三年ほどまえに消えたと思っていた。

しかし、昨晩それは復活した。普段は大人しいウイルスのように私の精神に潜み続け、日和見に起こされた。

「幸福になる必要なんかありはしないと、自分を説き伏せることに成功したあの日から、 幸福がぼくのなかに棲みはじめた」

大好きな名言であり、未だ成し遂げられない課題。
今でも十分幸せだと思っているが、そ

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