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生活することは、工夫すること


生きていれば、毎日、色々なことが起こる。


平凡で代り映えのない日々に思えても、自分の周りではたくさんの人やものの動きが絶えず、影響されまいと思っても、感情は常に揺れ動く。


楽しいとか、嬉しいとか、好きとか、安心するとか、ポジティブな感情だけで生きていけたらどんなに良いかと思うが、もちろんそういう訳にはいかない。


なんだかうまくいかないとき、気分が沈みがちなとき、心配事があって頭から離れないとき、少しでも明るい気持ちで過ごすためにできることはないだろうか。いつもそう考えていた。


そんなとき、自分を助けてくれるのは、ちょっとした「工夫」なのではないかと思うようになった。「アイディア」と言うこともできるかもしれない。


例えば、気分が乗らない月曜日や、仕事で気の重いタスクのある日は、一番お気に入りの、過ごしやすい服を選んで着る。

朝目覚めてすぐ心配事が浮かんだ日は、10分遅く出勤することにして、ゆっくりカフェオレを飲んでから出かける。

肩に力が入って頑張りすぎてしまう日は、デスクの上の時計にシールを貼って、その時間になったら、必ずひと休みすると決める。



「工夫」というと、次はどんなことをしようかと、少し楽しい気持ちになってくる。

また、生活をよりよく快適にしようと考えることは、小さくても素敵なことへのアンテナを高くしてくれる気がするのだ。



明日も仕事だ。うまくいくかどうか、心配なことがたくさんある。

だけど、部屋には次の休日に大きく丸をしたカレンダーがある。お気に入りのカフェオレを職場に持っていく用意もした。朝起きたら、「今日も絶好調!」と声に出して気分を上げるつもりだ。


自分の工夫次第で、毎日を少しだけ明るくできる。

そう思うと、目まぐるしい毎日でも、自分の力で生きていると感じられる気がするのだ。大げさかもしれないけれど。



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