漫才のライブを7時間半見た日
10月27日、金曜日。
午前11時半から18時頃まで休憩を挟んで約6時間半、午後19時から1時間、漫才のライブを見た。さすがに脳が溶けた。
前者は浅草でM-1グランプリ2回戦。
後者は虎ノ門で虎笑門という観客の笑顔をAIで測定し誰が1番笑わせたかを競うお笑いの大会。
M-1グランプリ2回戦
この日の2回戦には「昨年3回戦で誰よりも滑った」で少し有名になったきつね日和が出場。
先月は沼津の1回戦に出場し、本人も当惑するくらいの大ウケ。2回戦はどうなるかとファンのみならず、一部のM-1グランプリオタク界隈でも注目を集めていた模様。
きつね日和はJブロックの最後の方に出場。
ネタバレになってしまうので詳細は控えるが、おいなりさんのメガネが今まで見た中で1番綺麗な弧を描いて飛んでいき、会場からは拍手と笑いが起こった。
あの映像はどこかで公開してほしい。あまりにも見事な飛びっぷり。
私はツボにハマり過ぎて爆笑。
きつね日和の次はトム・ブラウン。
「ダメだろーー!!🦊👉💥」の次に「だめぇーーーー」を持って来たのは運営の遊び心なのだろうか。
テレビでは聞けない音量の平手打ち音が響き、会場は大爆笑。MCのレギュラー曰く、ネタ終わりのみちおさんは階段の壁に手をついてうなだれていたらしい。大丈夫だろうか。
ダメだろーー!!🦊👉💥もだめーーー!も無事に2回戦を突破。嬉しい限りである。
3回戦はチケットがすでに完売していて観に行くことが出来ないが、次も全力を発揮して会場を沸かせることを祈っている。敗者復活戦で寒空の中メガネを吹っ飛ばすおいなりさんも見てみたい。
今年は学園祭に2回も呼ばれているきつね日和。
このまま売れっ子への道を突き進んでほしい。
2年前にも同じ会場で2回戦を見に行ったが変化が2つあった。
・見たことがあるコンビが増えた
・観客のマナーが良くなっていた
前回は初めて見るコンビが9割といったところだったが、今回は3〜4割くらいにとどまった。出てくるコンビのほとんどが、「この顔と衣装どこかで…」「このネタ前にも見たような…」と既視感。
それだけ多くのライブを見に行ったのだと思うと感慨深い。
また、マナーもだいぶ良く今回は変なことがほとんどなかった。
前回はネタ中に喋ったり、退室したり、スマホを操作する人がいた記憶があるが今回はひとつもそういう場面を見かけなかった。
MCのレギュラーが「出場者が全力を発揮できるようにするのが僕らの仕事だから」と観客に拍手をうながしたり、みんなで大会を盛り上げていこうと環境を整えてくれたおかげかもしれない。
きつね日和のブロックが終わったら会場を出ようかとも思ったが最終ブロックまで見ることに。
それまで埋まっていた最前列がだいぶ空いたので、最前列に移動して見させてもらった。
会場を出るといつの間にか真っ暗。
夜の浅草寺を通り抜けて虎ノ門へ移動。
移動中にきつね日和が無事に2回戦を通過したことを知り嬉しかった。
虎笑門
開演ギリギリに会場に到着。
カモ虎課長がいて、出番前の高倉さんが歩いていたので会釈だけして席に着く。
会場は虎ノ門の西桜公演特設ステージ。
虎ノ門ヒルズビジネスタワーの麓に小さなステージとパイプ椅子。退勤中の会社員が行き交う中、スピーカーを通して漫才の声がビルの谷間に響く。
一日中建物にこもって見ていたM-1グランプリと実に対極的。
休憩を挟んでいたとは言え、6時間半も笑っていたせいで笑い癖がついてしまっていた。しかも笑うと頬が軽く痙攣する。やたらと久保さんを眺めてにこにこしてしまったが気持ち悪がらせてしまっていたら大変申し訳ない。
MCは三拍子で、虎笑門の出場者は三拍子、若手漫才コンビのぶっこきんぐとストレッチーズ。
3組とも屋外での漫才をおもしろがっていた。
特に三拍子はつかみ1グランプリでもやった「フガッ」をマイクを通してスピーカーで響かせて私は爆笑。高倉さんがサイレンの音でやりづらいとボヤいたり、久保さんがことあるごとに退勤中の通行人たちに「だよな!?みんな!!」と叫びかけたり、普段のお笑いライブでは見られないものを見られて何度笑ったかわからない。
6時間半漫才を見た後の締めに三拍子は沁みる。
そういえば初めて時事ネタ王で三拍子の漫才を見た時にM-1決勝よりおもしろいと思ってハマったんだっけと思い出した。
結果、虎笑門の優勝は三拍子が獲得。
賞品はこの日のイベントに出展していた虎ノ門飲食店のお食事代。
終演後、すぐに会場の撤収作業が始まっていたので帰ろうとしたらいつの間にかステージで撮影会が始まってたのであわててカメラを向ける。
カメラ目線ありがとうございました。
ほぼ丸一日漫才を見る「漫才の日」な金曜日でした。
合計100回以上拍手をしたので上手くなった気がする。
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