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最近あきらめたこととまだあきらめてないこと

富裕層が日本を脱出しているということが最近話題になっていますね。

折しも「もう海外に仕事に行くことはあっても、遊びに行くことはないかな…」とあきらめていたところだったので、なんだか刺さる記事ばかりです。

大学生の頃はバックパックを背負って各国をまわりました。子育てが一段落したら、子どもを連れて海外に行きたいと思っていました。それで2018年には家族でフィリピンに行きましたが、それが最後になりそうです。

なんだか海外に遊びに行けるほど、お金ないし……ね。身も蓋もない話ですが。

1999年、大学生だった頃、メキシコに留学していたんですが、夏休みに旅行していてサンクリストバル・デ・ラス・カサスという街に行ったんです。そこのゲストハウスの主人が日本にいたことがある人でした。その時、その主人は日本語も話せて「日本は遊びに行くところじゃないの、働きに行くところなの」と言っていました。それから20年あまり。「日本は遊びに行くところでもあり、働きに行くところでもある」というふうになりましたね。世界は変わります。

娘たちが独立したら、「海外に日本語を教えに行きたい」とずっと思っていたのですが、日本語の需要もあやしいですね。でも、少しでも需要があるうちは行こうと思います。それはあきらめていません。あと数年かな。出来るだけはやく。日本も世界も想像もできない速さで変わっていきますから。

海外に遊びに行くことはあきらめたけど、働きに行くことはあきらめてないってことですね。

時代を読む記事を読むと、いつも「焦り」ます。その焦りって自分が「損」をしているんじゃないかと思うところから来ていると思います。誰だって「得」をしたい。でも、「損得」って実は人生で帳尻が合うようにできているし、考えてもあまり意味がないですよね。

それに、海外に脱出したとして、人間の生きる苦しみから永遠に解き放たれるわけでもないし、お金で人生が狂うこともある。持っていないわたしが言うのもなんですが、お金はないと困るけれど、「少しあればいい」と自分に言い聞かせています。チャップリンも言っています。

人生に必要なものは、勇気と想像力。それとほんの少しのお金です。

世界がどう動いているかっていうところだけを見つめて、自分がどういう身の振り方をしたらいいかってことを考えようと思います。

今のところは、海外に旅行に行きたいと思うのはあきらめました。でも旅をすること自体をあきらめたわけではなくて、これからは日本全国をぶらぶら旅しようと思っています。そして、海外にはいつか働きに行く。

そして日本全国を旅するために、今年は映画館で映画を観ることをやめます。サブスクでも見られるし。それから、マッサージももういいかな。最近は神社の旅でだいぶストレスが軽減することに気がついたので、そっちを楽しみたいです。

世界の流れを気にしながらも、自分が穏やかに暮らせるように気をつけたいです。

では、また!

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日本語教師でライターが日常をみつめるエッセイです。思春期子育て、仕事、生き方などについて書きます。

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