つい人と比べて落ち込む人に
Aさんは私より生徒に人気がある
Bさんは私より授業が上手だ
私はずっと、人と比べては落ち込んでいました。
でも、ある時から、比べてもあまり落ち込まなくなりました。
Aさんと私はそもそも同じ前提条件なのか?
Bさんは、私より授業が上手かもしれないけど、具体的にどこが?
と、客観的に考えるようになったからです。
比べる相手をよく観察する
落ち込んでいると、どんどん視野が狭くなります。
Aさんのレッスンは生徒が多い→私はAさんより生徒が少ない→だから私はダメだ
この考え、主観的で安直すぎやしませんか?
どうしてAさんのレッスンを受ける生徒が多いのか、よく観察してみると・・・。
①生徒が受けやすい時間帯、夜や週末もレッスンをしている
②こまめに生徒に役立つ情報を作って発信、更新している
③ツイッター、youtube、インスタ、フェイスブックなど、いろいろな方法でアプローチしやすくしている
④ここまで生徒数を増やすために何年も努力している
⑤生徒のモチベーションを上げるような話題を集めて、発信する内容やレッスンも変えている。
⑦いろいろなセミナーにも参加して勉強している
ここまでくると、比べて落ち込むよりは
「あ、私はここまでやっていない。比べること自体、おこがましいわ」
となって、悲しい気持ちもシュシュっと消えるわけです。
結果だけ見て落ち込むよりも「せめて条件を揃えてから比べてみろ」と思うわけです。
自分の優先順位も確認する
あなたの時間の優先順位は?
①家族との時間
②自分の時間
③仕事の時間
そのほかにも友達との時間、勉強の時間などいろいろありますよね。
人の時間も労力も有限です。
どれにどのぐらいウエイトを置くかは自分で決める。
3のために2の時間を多少犠牲にするのか、
1と2を確保するために、3は決まった時間しかしないと決めるのか。
それによって、自分にできる範囲は決まります。
Bさんは授業が上手
これも、どこが上手なのかを詳しく調べる。
・文法の説明が分かりやすいのか。
・例文が分かりやすいのか。
・板書が分かりやすいのか。
・導入の状況が、生徒にとって想像しやすいのか。
・生徒のレベルや習熟度に合っているのか。
・生徒とのコミュニケーションがうまくとれて、いい雰囲気を作っているのか。
詳しく調べていくと、いろいろな自分との違いが見えてくる。
自分にできる範囲で、このレベルまでいくのに、できることは何だろう?と考える。
自分に取り入れられそうなことはやってみる。
失敗したら反省して、改善して、またやってみる。
聞けそうならBさんに直接どうやっているか聞いてみる。
「あの人はいいな。私はそれに比べて・・・」ではなくて
自分はどうなりたいのか、目標を確認して、
その目標に近づくために、自分にできることを取り入れる。
比べるのは悪い事じゃない
比べるから、自分の足りないところも、違うところも分かるし、
そして自分が理想とすべき形も見えてきます。
ただし、比べるのはいいけれど主観的に(自分はどう思うか)じゃなくて、
主体的に(自分にとっての理想を軸に)
客観的に(論理的で冷静な判断で)
比べれば、自己成長につながると思います。
*授業のお悩み(文法の教え方など)、または自分自身のお悩み(自信がない)など、よろず相談うけたまわります。