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配慮おばけ

noteでも度々使っていますが、私は配偶者のことを「旦那」と呼びます。SNSでも友だちと話すときも、自然に「旦那」が出ます。

でもオフィシャルというか、よそいきの雰囲気では「主人」と言います。昔それがマナーとして学んだからです。

それが先日、子どもの保育園の先生と話すときにごく自然に「夫」と言いました。

自分でもびっくりしました。

最近は「主人」ではなく「夫」と呼ぶのが一般的になってきているように感じます。続柄である「夫」が一番含みがないからでしょう。

「夫」が不意に口をついたときにまず思ったのが「私配慮してる〜」です。

いろんな方向に配慮するにはできるだけ含みがない方がいいですもんね。特になにも気にせず生きてきた私にも、いつの間にか配慮が染み込んできているようです。

この、気づかぬうちに染み込んだ配慮。もしかしたらおばけかもしれません。だとしたら取り憑かれてるのか?

というのも、テレビなどの発言に過敏に反応することがあるからです。

たとえばバラエティでの「女性って荷物多いですよね」だとか「男の人ってすぐそういうこと言いますよね」だとか。

いちいち引っかかって「大丈夫?苦情来ない?」と心配しています。余計なお世話ですよね。

必要な配慮はばんばんしていきたいところですが、おばけのせいでもはやびくびくしちゃっています。

適度な配慮って難しいです。でも多様性の時代だし、これから先もずっと考えていかなきゃいけないんですよね。なんなら人生の命題になりそうです。

とりあえず、配慮おばけのせいで最近バラエティ番組が手放しで楽しめません。いいことなのか、悪いことなのか。

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