伊藤和可の保護観察日誌8日目

私の趣味に献血というものがある。
皆知っていると思うが云わば血液の募金である。

何が楽しいかってまずひたすらチヤホヤしてもらえる。美人な看護師さんたちに兎に角褒めてもらえるのだ。それだけでクソダルメンヘラ女の私は気持ちが良くなる。なんせ血液をあげればタダでメンケア(メンタル面のケアのこと)してもらえるのだ。最高である。
もっと言うと普通にジュース飲み放題のお菓子食べ放題である。太るなぁと思いながらもとりあえず来たからには飲み食いする。迷惑客である。しかし実際行ってみると分かるがなんかいっぱい飲まないとダメらしい。私の行いは間違ってなかったのだ。
それに献血している間、歯医者さんの治療台のような椅子兼ベッドのようなものに寝転ばさせられるがそれに対し看護師さんがまるで王様かの如く丁重に扱ってくれるのも心地よい。偉くなったような気分になる。献血している最中はテレビ(各台に取り付けられている)を見れるのも好きなポイントだ。

そしてここからは少しマニアックな話になるが私は血を抜かれるのが好きだ。針を刺してさっきまで自分の身体の中を巡っていたものが体外に出ているという現象に興奮を覚える。別に注射は好きではない。あくまで体外に血液が出ていくこと、出血していることが好きなのだ。本当に変な性癖であるなと思う。ちなみに、以前採血した際には興奮して血管が収縮し担当の方に緊張していると勘違いされた。
早く治療を終え血を抜かれたい時分である。

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