これが皮なしソーセージの皮!(は?意味わかんねーよw)
プロフィールには食品のパッケージ屋と書いているのですが、食品(加工品)を作るための資材や機器なんかも扱っていて、普通は目にしないモノを見る機会がけっこうあります。
今回はそのうちのひとつ、セルロースケーシングってやつ。
簡単に言うと皮なしソーセージの皮なんですけど、日本語が矛盾してます。笑
ケーシングとは?
まずケーシングという言葉ですが、これはソーセージを作る時に、肉を詰める皮のことを指します。
ケーシングにはいくつか種類があって、
天然ケーシング
羊腸や豚腸など、昔からのソーセージの製法で使われるもの
コラーゲンケーシング
動物性のコラーゲンを成形したもの。天然腸の代用品。
ファイブラスケーシング
ハムを丸い形に成形するためのケーシング
プラスチックケーシング
魚肉ソーセージのオレンジ色の皮など、プラスチックでできたケーシング。
そして
セルロースケーシング
植物から取れるセルロースを成形したもの。
食べられないので、ソーセージが出来上がったら剥がされます。
使う前は運びやすいようにスティック状になっていますが…
伸ばすとこんな感じ。
セルロースケーシングは、お子様用のソーセージ、アメリカンドッグの中のソーセージ、一部のフランクフルトなど、ソーセージだけど皮がないものに使われます。
原料が植物性なので、ヴィーガン向けの大豆ミートを使ったソーセージなんかにも。
そしてソーセージだけでなく、
スモークチーズの成形にも使われています。
そういえばスモークチーズって、ソーセージと同じような太さですね。
チーズの両端には、ケーシングに入っていた時についたシワの跡がついてます。なるほどー!
知らなくても全然困ることはないけど、へぇ〜と思ってもらえたら嬉しいです。
最後でお読みいただき、ありがとうございましたー!
若山 倫(ワカ)
株式会社クレハトレーディング 食品包装部
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