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数多の“箱”を見てきて思うこと。

こんにちは。様々なジャンルに浸かっては離れるを繰り返しているミーハーオタクです。

ただいま絶賛、にじさんじという箱にハマっており、結構どっぷり浸かっています。
同時に坂道系アイドルにも浸かっているので、年末の特番・企画ラッシュに嬉しい悲鳴を上げています。オタクは忙しければ忙しいほど元気になる。えへへ。

それでですね、いくつかのを渡り歩いてきて、何回目かの忙しくて嬉しい状態を迎えて、話題になっている記事なんかも読んだりして「あーこれってどこにでも起こる事だし、誰しもがこの思考に至る可能性があるんだな」としみじみ思ったので日記代わりにしたためておきます。

所謂箱が大きくなるという事について、です。


日向坂46ってご存知ですか。

だいっすき。

最近人気上昇中、デビューからここまで勢い止まらず、キャッチーな歌とかも増えて認知度上がってるんじゃないでしょうか。嬉しいね!

でも、でもですね。たま〜に思ってしまう時があります。

けやき坂時代のがむしゃらで距離近い感じも好きだったなぁって。

例えば。

アイドルが人気になると、バラエティなどの有名番組にゲストとして呼ばれることが増えます。冠番組ではないバラエティなどに出るいわゆる外仕事が増えていくのは、喜ばしいです。にじさんじで言うなら案件みたいな立ち位置でしょうか。※厳密には違います。視聴者として感じる印象的に近しいかもって意味です。

外仕事はどうしてもゲストという立ち位置が多いため、メンバーさんの個性が表に出る面白さはあまり見られなかったりします。主役ではないので当然ですね。
私のような濃いファンが求める、メンバーさんの個性が爆発してる所を見たい場合は、彼女たちの冠番組で伸び伸びとボケ倒してる所を見るのが1番、なんです。なんですけど……外仕事が増えるとスケジュールの都合でその冠番組に出られないメンバーさんも増えるので、内心複雑な気持ちになる人がいるのも事実なんですよね。

また楽曲や売り方に大きく違いがあるなと感じています。
改名前の楽曲は反骨精神や闘争心、向上心と劣等感なんかも歌っていて、様々な武器やスキルを手当たり次第に磨いて研いでいる感じがしました。その前へ前へ急いで走って、たまに壁にぶつかって転んで、それでも立ち上がる姿に勇気をもらっていました。ですが改名後は流行り易さを意識したキャッチーで覚えやすくて、明るさ全開の楽曲が多い印象が強いです。

でも、「あの頃に戻らないかな…」なんて言い出したらそれは、懐古厨、老害、厄介古参の考え方ですよね。

私はこの考え方をするくらいなら、から離れた方がいいと思います。
だって今までの過程があったからこそ、今の明るくキャッチーな楽曲や有名番組での活躍がキラッキラに輝くんですよ。
けして好きな部分が消えてなくなったわけじゃなくて、土台として輝きを放ってることを誇りに思います。思えないなら離れた方が双方にとって幸せかもしれません。

更に言えば、新メンバーが増えることにモヤっとしちゃうのもあるあるなのかなって思いました。
先輩達に憧れて必死に努力してメンバーになった子達に「あの頃の苦労を知らない」とか「初期メンバーだけの空気感が好きだった」とか「人数増えてわからなくなった」とかちょっっっっっっとでも思うなら一回距離置いたほうが心の健康のためなんじゃないかな。
新メンバーは新メンバーで、初期メンバーとは違うプレッシャーの中で戦っているんですから。勿論先輩達に敬意を払った上で、追いつこう、足を引っ張らないようにしよう、と足掻いているんですから。同じ列に並べようとする方が無理あります。

上記数点、どうしてもちらついてしまう考え方ではあるんですよね。
それでも大体はね、大体は「今の曲の雰囲気もいいじゃん!新メンバーも一生懸命で可愛いじゃん!やっぱ応援していくべ!」ていう気持ちに昇華されていくものです。

昇華できないのなら、そっと距離を置けばいいんです。所詮我々は消費者でしかないので、離れる自由があるんです。


……それでも離れたくないって気持ちもわかります。
私も数年前にとある箱で、似たような経験をしているんです。アイドルでも二次元でも無いんですけど、遠からずな箱を追っていた時期がありました。

大好きでした。でも箱が大きくなるにつれ、メンバーが増えていき、それに伴いファン層も変わっていき、表現されるものの質感も変わっていき、箱自体の運営方針も変わっていき、とうとうついていけなくなって追うのを辞めました。

最初は何が起こっても「運営しっかりしろ。ちゃんと舵取れ。取れないなら人増やすな」と運営の所為にしていたし、その次は「人が増えたせいでファンの民度が低くなったし、意識差が顕著になってきた」とより近しい存在に愚痴を溢すようになり、次第に「初期の頃の方がよかった。あの頃に戻らないかな」と口にするようになりました。

それは箱・そして箱に属するメンバーたちが“私以外”のより多くの人たちを楽しませようと頑張った結果だということに気づくまで続きました。

気づいてからは距離を取り、少しの間悲しくて寂しい想いをしていたけど、まあ結果今のように別の箱を見つけてまた浸っているわけです。

人気が出る→箱が大きくなる→メンバーが増える→ファン層が広がる→箱が大きくなる→人気差や意識差が生まれる→箱がより大きくなれる方へと動く→それに合わなくなった人が内外問わず出てくる→卒業や新メンバー追加を繰り返す

これ、ほんっとに珍しい話じゃないんです。

二次元でも三次元でも男性向けでも女性向けでも起こってきたし、今も色んなとこで起こってるし、すっごく自然な事なんです。
山で湧いた水が川になってそのまま流れたら海にたどり着くくらいに自然な事なんです。そりゃあ純粋な水じゃなくなるけど、より多くの生物に恵を与えるようになるんです。これが売れるという事ではないでしょうか。

だから我々消費者ができることはシンプルです。

変わっていく事を喜べるなら応援し続ければいいし、少しでもモヤっとするならなるべく速やかに離れればいい。

痛みは伴います。
でもきっと次の楽しいが待ってるから。

どちらを選ぶにせよ、忘れてはいけないのは、ファンが苦しい思いをしている事実に1番傷つくのは愛する彼ら彼女たちだということです。

以上が私個人の感想でした!

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