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色彩検定3級を受験しました。

はじめに

このnoteは自身のアーカイヴとして様々なものについての体験を記録、蓄積させていくことが目的です。公開する以上、拙いですがお楽しみいただければ幸いです。

受験に至るまで

2021年度冬季の色彩検定3級を受験、合格しました。色彩検定とは、色彩検定協会による文部科学省後援の「色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験」です。検定の存在は学生の頃から認知していましたが、身近に検定資格を持っている、また検定の勉強に積極的な人、がいなかったことから自分の中では「よくわからない、あまり興味がないもの」に留まっていました。当時は美術大学特有の実技試験ののち、基礎課程を経て、また「基本」を学習することに疲れてしまっていたのかもしれません。目の構造、光の屈折についての出題があることを耳にしていましたが、自分が会得したい技術にどのように結びつくのか、正直具体的なイメージができなかったことと、「よくわからないもの」にお金をかける金銭的な余裕がなかったことが、今まで受験に至らなかった大きな理由です。

その私が、今回受験を決めたのは、ゆめみで仕事をする中で、他のデザイナーはもちろん、他職種の方と接し「デザインを言葉にして伝えること」と「デザインにおける色彩の共通概念」が必要だと実感したからです。金銭的な理由としては、就職して余裕ができたこと以外にも、会社の資格取得報酬金制度や、勉強し放題制度の存在が、大きく後押しになりました。

デザインは(大きく、ざっくりというと)問題を解決したり、コミュニケーションを創出することだと思っています。形を決めること、配色をすることはその手段であり、その一つ一つに意思のある選択をすることによって、より良いデザインを創り上げることができます。(できると思っています。)

会社の「デザインの仕事」は学生時代に体験してきたどんなことよりも「規模の大きい」ものが多かったです。一つのプロジェクトに何十人もの人が関わっている分、取り組む一つの問題に対し、何十人もの視点が存在します。今まで自分一人で判断できたことも、誰かと協力したり、相談したり、時には説得して決定が行われます。そういった場面で自分の考える最適な形を伝えるのに明確な意図があるデザインだと自然と言葉が出てきますし、誰かと協力するのに共通の言葉(知識)があるとコミュニケーションが円滑に進みます。

会社の制度もちょっと紹介

環境による心境の変化があったことは大きかったですが、やはりゆめみに金銭的な支援制度があったことは確実に一歩踏み出すきっかけになったと思います。色彩検定以外にも「勉強し放題制度」を使って色々な勉強をされている方が周りに多くいたので、忙しくても心強かったです。

ゆめみの制度については、会社のwebサイトで徹底的な透明性のもと公開を行っていますので、そちらをご覧いただければと思います。

受験を終えて

こう言った背景から、私は色彩検定を受験しました。今回は無事に3級が取得できてホッとしています。少し慎重すぎたかな、という気持ちがありましたが、業務の合間を縫って無理なく学習が進められたことはとても良かったと思っています。

使用した教材について、当日の試験会場で確認した(見渡した限りです)ところ、公式の教科書を持っている方が9割ほどだったのですが、私は模擬試験問題が充実した教材を選択しました。短時間でキリよく取り組むことがやりやすかったので、おすすめです。(参考まで)

続けて、来年の春の試験に向けて2級の勉強に取り組もうと思います。



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