埃をかぶっている夢はありませんか。

ひと昔前、ドラえもんの最終回は『全てのび太の夢だった』という話が都市伝説のように流行したことがありました。

あの話、私は意外と深いところをついているような気がするんです。

すごくリアルな夢から目覚めた時、一瞬どちらが夢でどちらが現実なのだろう?ってわからなくなってしまうことがありますが、あの瞬間こそが覚醒だったりして。。

なんてね、どうなんでしょうね。

魚座の季節なので今日はちょっと夢のお話でも。

12星座の中で一番最後の魚座は、人間の成長で例えれば様々な修行を経て人生の旅も間もなく終わりのところ。

そんな魚座の季節に生まれた人々は他のサインと比較すると1番『我』がありません。それゆえに物事をあらゆる側面から理解することが出来、差別、区別、識別等の境界を曖昧にしていく意識の働きがあるのですが、こうした無境界な感覚は言語化するのが大変難しいもの。感じたことを言葉にすることに苦手意識を持つ人が多いのも特徴的です。

しかし魚座の人が表現力を鍛え、その夢のような世界観を発信すれば多くの人々を魅了することが出来るんですよ。

そういえば、紅白でも話題となっていた米津玄師さんも魚座でしたね。。

さて、こうした魚座期は人生の終わりであると同時に、この世界に誕生する前の胎児期でもあります。

母の羊水の中でプカプカと漂っていた頃の私たちは、この世界との境界を越えた場所と繋がり、夢の世界でたくさんのビジョンを見ながら過ごしていたのかもしれませんね。

こんな風に人生のスタートが「おぎゃあ」と産声を上げるより前の『夢見る胎児』から始まっていたと考えてみれば、ものごとは『夢』で始まり『それから行動』を起こすのが自然な流れ。夢をどこかに置き忘れて日々の暮らしに翻弄される生き方は不自然ということになりますが、みなさんはどうでしょうか?

まあ、そうは言っても現実世界を生きる為には夢や希望は横に置いて、やらなければならないことは盛りだくさん。自分のやりたいことなんてなんだかわからずに生きている人も多いのかもしれません。

魚座の米津玄師さんの『Lemon』という曲も、「夢ならばどれほどよかったでしょう」という歌詞から始まっていますが、確かに現実は世知辛い。

でも、この歌の終わりは『今でもあなたがわたしの光』。辛く切ない境遇の歌詞の中の『わたし』は『光』だけは手放していないんですよね。そしてこの曲を歌う彼自身も、これまで自分の思いをひたすらに重ねてきた夢の結果を私達に見せてくれている。

だから私たちを捉えて離さない。


私たちも、現実に生きるか、はたまた夢を現実化させていくかは時の運と自分次第。もしも、しまいこんで埃をかぶっている『夢』があったら払っておきましょう。

時の運が動くのは来年かもしれないし、10年後かもしれない、でも今日といこともありえますからね。

お早めに!

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