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今週の宙予報「広く浅くから、密へ。時が変われば取り組むことも、人との関わり方も変わる。」

先週は、色々な人から、さまざまな話を聞く機会があった。

仕事も、家庭の状況も違うし、悩みも人それぞれ。けれど、『思うようにならない』という話には、どれも共通した視点が欠けていて興味深く思った。

どの人も、自分は目一杯頑張っているのに、周りが思うように動いてくれなかったり、反応を返してくれないと言う。そりゃあ「一体どうしたらいいんだ?」とボヤきたくなる気持ちもわかる。

しかし、『思うようにならない』と感じることは、自分の考え方や、価値観を変えていかなければいけない時がきているということでもある。

こうした『こちらの思いが相手に通じない事案』は、家族や職場、学校、顧客とサービス提供側など、身の回りで起きていることだけでなく、お上と飲食店経営者達が酒の仕入れで押し問答しているのも同様で、これらには『相手の立場に立って見る』という視点が欠けている。

解決のためには、一歩引いて相手の立場に立って見たり、人の懐に入ったり、自分の考え方を変えていくことも必要だ。

なぜ、理不尽なことを言う人の立場に立たなければならないのか?なぜ、相手の方がおかしいのに、こちらが譲歩しなければならないんだ?と思われるかもしれないが、相手の立場に立つと言うのは、優しさや、思いやりだけではなく、相手の力(他者の力を)を自分が使わせてもらうために必要なことでもある。

他者の立場になって物事を見て、相手と自分の違いに気づけると、自分が望むように相手は動けないということ、相手には何が出来るのかということも、理解できるようになる。

それに、人の立場でものごとを見ようとしなければ、人々のニーズなんてわからない。人々が望むものを提供できなければ、いくら頑張っても、いつまで経っても、こちらが望むような反応は得られない。

つまり、自分の思い通りに物事を動かしたければ、他者の力を借りることや、他者に力を提供することが必要。そのためには、自分の方が正しいという考えや、プライドを手放して、相手の立場になって見ることも大事ということだ。

今週は、水星が蟹座に入り、ここ1ヶ月ぐらいとは、状況もガラッと変わってくるタイミング。人と密に関わる機会が増えたり、これまでとは取り組むテーマが変わったりもする。

また、自分がやるべきこと、やりたいことを再確認して、先を見据えて動き出す時でもある。しばらく思うように出来ないでいた人は、そんな中で考えてきたことを決断することもあるだろう。

ぜひ、自分だけで頑張ろうとしないで、人の力を借りることも意識してみて欲しい。



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