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思いを言葉にすれば意外な「アイデア」が降りてくるものだ。

学校帰りの息子と夕暮れの道を歩いていると、こんなことを聞いてきた。

「お母さんは将来何がしたいの?」

唐突な質問に面食らいつつも、「大人になったら何がしたかったの?」という過去形ではなく、「これから何がしたいのか?」と未来を見据えた質問をされたことがちょっとうれしかった。

息子にとってはなんとなく聞いただけだったと思う。でも、適当に答えたり、「考えてみたこともなかった」とか「わからない」とは言いたくなくて、心の中を見渡しながら言葉を選び、一つ一つ生み出すように私の思いを伝えた。

『お母さんはね、みんなが「人生っておもしろいな」って思えるようなお手伝いをしたいの。考え方の枠をひろげたり、物事の見方をちょっと変えてみるだけで世界が違って見えるってことを伝えていく、そんなお仕事が出来たらいいなって思ってるんだ。わかるかな?ちょっと難しい?』


すると息子はひらめき顔でニヤリ。

「わかる!わかる!鼻から牛乳を出すとかね!」

『へ?!』

「おもしろいでしょ!」

『うん、まあ、おもしろいかな。』

「ね、おもしろいでしょ!!」


『う、うん。練習してみようか。。』


そういえば、『言葉にできない事は形にならない』って誰か言ってたっけ。

思いを言葉にしておくって大切なことね。


意外なアイディアも降りてくるし。。


息子よ、ありがとう。


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