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「もう少し様子をみる」が出来ない時代。すぐに調べられるのが良いとは限らない。

先日、療育の先生をしている友人達からこんな話を聞きました。

「このごろ焦りすぎのお母さんが増えている。」


すぐになんでも調べられる時代になったけれど、その便利さには弊害もありますからね。

ちょっと検索すればたくさんの情報が出てきますが、それらが我が子や自身の状況と一致するとは限りません。

それよりも、他のお母さん達と「ウチもそうなの」と情報交換したり、近所のおばちゃんが「子どもなんてそんなもんよ」と言ってくれる方が、よっぽど気が楽になることもあるけれど、なにせこのご時世。。

そうでなくても世界が狭くなる子育て中、何時でも、何処でも、簡単に情報が取れる便利なツールがすぐ側にあれば、頼ってしまう気持ちもわかります。さらに、外に出ればキケンとなれば、「#」検索で人や社会との繋がりを求めるのもしょうがない。


しかし、検索画面は閉じた密な空間の空気穴のようなもの。その小さな穴から適度に空気の入れ替えが出来ればいいけれど、突風が吹き込むように膨大な情報が流れ込んでしまうと、不安や焦りが募ってしまうこともあるでしょう。

かと言って自分から情報を取りにいかないと、必要な情報を取りっぱぐれてしまうこともあるし。なかなかちょうどいい塩梅が難しい今どきの子育て事情。


なんでも調べられて便利だと思いがちだけど、なんでも調べられなかった時の方が、焦ることも少なかったかもしれませんね。

すぐに検索するよりも、ゆったりとかまえて様子を見ることも大事な時代になったように思います。

•••


しかし、人との交流不足のご時世。
大人同士のちょっとした情報交換の機会も、子ども同士の触れ合いで成長が伸びる機会も激減。ゆったりかまえていて良いのか、はたまた、早く専門機関に行った方がいいのか匙加減がわからない。

でも、ネットの情報が正確かどうかも、自分に合っているのかもわからない。

そんな悩ましい時代に子どもと関わる大人達、子ども達のために、もっと心理占星術を役立てることが出来ないものかと、これからの人間育てを考えていく研究会「子育てラボ(仮名称)」が立ち上がりました。

3/5に第一回目が開催されたのですが、改めて子育ての世界は閉ざされていることや、私もたくさんの情報で頭がパンパンだと実感するばかり。。

子育てラボの話は、これからゆるゆるとシェアしていきますが、まずはどこかの誰かの情報ではなく、自分のペース、子どものペースを大事にして、ちょっと待ってみることも大事だということをお伝えしたくて、今日は記事を書きました。



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