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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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2021年5月の記事一覧

子どものために「何をしてあげたら良いか」を考える前に、子どもの心に寄りそうことは出来ているだろうか?

「ちょっと気になる子がいるの。小さな頃は、すごく活発な子だったんだけど、中学の時に突然学校に行けなくなっちゃってね。親も先生も原因がよくわからなかったみたい。。」 そんな話を友人から聞いた日の夜、今度の子育て研究会の予告記事が届いた。 記事冒頭の、「自分の親には、能力や個性を探されるよりも、 自分の抱えている思いに寄り添ってほしいと思ったかもしれない」というnicoさんの言葉を読みながら、突然学校に行けなくなってしまったというお子さんのことに思いを巡らせた。 学校をやめ

子供時代は「人から嫌われないように」って言われるのに、大人になったら「嫌われる勇気」を持ちなさいって言われるの。なんか変なの。

ほんとにおかしな話だ。 それなら、子供時代から「嫌われないように」育てるよりも、自分らしくあることを尊重すればいいのに。。 少し前に「嫌われる勇気」という本がすごく売れたが、相変わらず大人達は、自分らしくあるよりも、嫌われないことの方を重んじているような気がする。 もちろん、社会に出て人々と生きていくには調和的な方がいい。しかし、それと「人から嫌われないようにする」というのは別の話。 人と交流するのが苦手だと「友達から嫌われていないか?」と心配したり、自己主張が強いと

子育てはハーモニーを奏でるように。互いの音を合わせる練習をしよう!

昨日の朝は、久しぶりに「題名のない音楽会」に見入ってしまった。 内容は、プロのバイオリニストを目指している若者が、オーケストラや葉加瀬太郎氏と一緒に演奏して評価を受けるというもので、見ているこちらまで息を飲んでドキドキ。 自分の技術を向上させることだって難しいのに、大勢の人とリズムを合わせながら、葉加瀬氏を引き立てるように演奏するなんてかなりの難易度。でも、人と人との呼吸がピタッと合った時に奏でられる音は、私のような素人にも響いてくるものがある。音楽の力はすごいものだ。