複雑な感情（21話）

クラス替えをしてもやはりクラスメイト達はとても親切にしてくれた。

ある日、別のクラスの友人が「私、○○くんとエッチしてみたいわ」と言った。

その男の子は私のクラスメイトでありましたので、授業中に皆の前で言った。

「○○ちゃんが○○くんとエッチしたいって言ってたよ」と。

その日のうちにその話がひろがり私と友人との関係が悪くなった。

私はこの時にやばい事をしたんだと感じた。

明らかに、友人達の様子がおかしい。

私にとって理解が出来なかった。

どの様にしたら元通りになれるのかも分からなかった。

何がいけないのか何が良いのか分からなくなった。

自分は全て間違ってるのか？分からなかった。

どうやったら人の事を一瞬で嫌いになれるのか？

感情的になれるのか？分からなかった。

中途半端に考える事が出来るのでとても困った。

そしてパニックになった。

どの様にしたら友人に許してもらえるのだろうか？

自分を痛めつけたら彼女は満足するのだろうか？

私が死んでしまったら友人は満足するのだろうか？

素直にそう思った。

そんな風に思考が未成熟な為に間違った自己表現の仕方に辿り着いてしまった。

パニックになっているとそういった思いをもったこの世にはいない存在が私の中に入り私を手伝ってくれた。

ココからが、二人羽織。

私は別の所から冷静に見ている様な状況。

お任せしていた。

その状況を私は楽しむ事になる。

つづく