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高校生活(20話)

高校生活では、中学の頃より人間関係もとても穏やかであった。

やはり、環境にも恵まれていたからに違いない。

皆、芸術の道を選んでいるので一人一人が個性的であった。

いや、個性の競い合いであった。

私と同じく勉強が苦手でどこにも行く事が出来なかった人達も通っていた。

入学して1年生の途中までは毎日絵が描ける環境に歓びを感じていた。

勿論、5教科も1年生では多少組まれるが2年生になれば更に少なくなって3年生には全ての授業は美術のみであった。

美しい女子や男子にも夢中になった。

中学校とは空気感が違う同級生達が新鮮でたまらなかった。

クラスは離れていたがひと際美しい同級生の女の子がいた。

高校生頃から外見の美しさにとても惹かれ始めていた。

その同級生と友達になりたかった。

話ができる機会がきてある程度知りあう事ができたが仲良くまでは出来なかった。

その子の親友と仲良くなった。

クラスメイト達とも遊びに行く機会が何度かあった。

お漏らしもまだ続いていたのでお家に呼ばれる時は私の座る所に新聞紙を用意してライブビデオなどの鑑賞を楽しんだ。

お勉強はやはり分からない。

大好きだった絵に関しても、自由が無く思う存分描けない。

厳密な評価。

絵のテストでは課題を無視し思う存分自分の世界を描いた。

そして0点。

世間一般の皆の逆を行くある意味才能である(笑)

次第に友人から学校遅れて行こうと誘われそれに胸を踊らす。

お化粧品やルーズソックス、洋服を買いに行く楽しさも知った。

ただ、よく友人から組み合わせがチグハグでおかしいと言われ、全て友人がコーディネートしてくれていた。

皆、私を楽しんでくれた。

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