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今起こっているトラブルの起因は子供時代が原因?


その「きもち」はどこから?

本田健さんの著書『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』を読んで学んだことと、私がこれまで勉強したり経験したことから、あなたの「きもち」を浄化できることばをお届けします。

パートナーや職場の同僚にイライラする

例えば、「なんであの人は片付けられないのだろう」「どうしてこの人はいつも仕事が遅いのだろう」と思ったとします。

どんな職場、家族にも、このようにモヤッとした「きもち」にさせられる人がいると思います。

この気持ちにはカラクリがあるようです。

相手に対して自分が思うことは、『自分ルール』に反していること、すなわち『自分が普段から気にしていること』が出来ていないから生まれます。

でも実は、この『自分が普段から気にしていること』は、自分が不得意なことである可能性もあります。要するに、『自分が頑張って克服していること』なのです。

この視点で考えると、「なるほど!」と腑に落ちる方がいるのではないでしょうか?

結局は、そのイライラした気持ちを生み出しているのは、『自分自身』なのです。


家庭にも、職場にも、合わない人は必ずいるもの

家庭や職場の環境は、自分にとっては全てを選べるものではなく、ある程度は必然的に与えられる環境です。

必ず、自分の価値観と合わない人はいるものです。そして、その人と自分の『自分ルール』が噛み合ってなければ、どんなに話し合っても事態は平行線です。

では、そんなとき私たちはどうしたら良いのでしょうか?
相当ひどいストレスを感じるのであれば、その環境から離れることが必要です。
しかし、そうもいかない場合、付き合い方で被害を最小限にします。

合わない人との向き合い方

私にも、心が病むほどの天敵と言える存在がいます。それは、実母です。
彼女は、事あるごとに全てを私のせいにします。生まれてこなければよかったのに…と言われたことも何度あったでしょう。

そのように、物事に過剰に反応して、他人のせいにするような人には、その人がその行動を取る『根本的な理由』を見つめて、こちらが『引いてあげる』のも必要な手段です。

その人の「きもち」の、根本的な理由とは?

本田健さんの著書『なぜ、あの人はいつと好かれるのか
』にも記されていますが、大人になってからの攻撃的な態度は、幼少時代の経験が根本的な理由になる場合があります。

幼少期に高圧的な父親から常に監視されていた、という人は、大人になってからも無意識に『父親に似て高圧的な人』を嫌うようになります。

また、親から『愛されていない』と感じながら育った人は、大人になってからも『誰からも必要にされていない』と感じやすく、その心の痛みから他人を責めやすくなります。

相手が攻撃的になってしまった場合、「ああ、これは彼女のトラウマを感じるポイントなんだな」と理解する必要があります。

その人にとって、その呪縛が消えない限りは同じようなことが続きます。自分を守るためには、そのスイッチを押さないことが最優先の対策です。

辛い環境を乗り越える方法

こちらも本田健さんが著書の中で語っています。
家庭に『合わない人』や『攻撃的な人』がいるけど簡単に逃げることもできない場合。

まずは、その環境にいることで『人間関係を学ぶための良い経験が積めている』と、ポジディブに考えましょう。

安定した環境でばかり過ごしていると、そのような『人間関係』を学ぶきっかけがありません。
辛い環境だとしても、それはチャンスだと考えれば、無駄なことはありません。

そして、自分も振り返る

ここまで読んでお気づきかもしれませんが、自分が他人に同じことをしている可能性があります。

「職場のあの人ほど酷くないよ」「私は人に嫌がられたことない」と思う方もいるかもしれませんが、誰しもが人間関係のトラブルを一度でも経験したことがあると思います。

そのトラブルは、自分を知るチャンスでもあります。「自分がなぜ相手にそう思ったのか?」「自分がどんな気持ちで頑張っているときにそうなったのか?」を振り返れば、その原因を知ることができます。

原因を知ることができれば、あとは対策をするのみです。
「私がこんなに頑張っているのに、なんであの人はサボっているのだろう?」
という気持ちが出るのは当たり前ではありますが、その根本には『幼い頃からどんな時も一生懸命にやらなければいけないと教育されていた』という過去があるかもしれません。

人によって、経験してきたこと、教えられてきたことは違います。一概に『自分が正しい』とは言い切れません。相手にも理由があってその行動をしているのかもしれません。

どうしても理解できない、突拍子もないトラブルに対しては…

『順番待ちをしていて横入りされた』などのトラブルは、その場で相手を理解し難い出来事です。
誰でも、横入りする人には怒りたくなります。

ただ、そんな人に限ってこちらの言い分は伝わりません。言い合いをしたところで、自分自身がもっとイライラするに違いありません。

そんなときは、「あの人は今から大事な予定があるんだ」「余命僅かなお婆さんにお使いを頼まれて急いでるんだ」など、仕方がないと妥協できる理由を考えるのが良いそうです。

実際、私もよくこの手を使います。
つい先日のことですが、長時間レジに並んでいて、やっと次が私の番!というときに、老夫婦が横入りしてきました(しかも、お二人とも別会計でした…)。

「ちょっと!なんで皆並んでるのに!」と怒りたくもなりましたが、相手は耳も遠そうな老夫婦。ここで揉めるより、そのまま待っていた方が時間が掛からなそうです。

そんな時、「私は横入りされたことで、かえって良いタイミングでお会計が出来るのかも」と考えるようにしています。
この考え方は、一見子供騙しに見えますが、効果があります。

もっと知りたい方は、ぜひ本書を手にお取りください

本田健さんの著書『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』には、もっと具体的な内容が盛りだくさんで書かれています。

きっと、この本を手に取ることで明日から見える世界が変わる方が多いと思います。

私もその一人です。

今回は読書記録と知識のシェアでお送りしました。
また次回も「ためになる」内容を書ければと思います。
みなさまごきげんよう!

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