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久保研二
2020年12月26日 00:05
魚焼き機のすぐそばで、アジの開きがいつ焼けるか?、もう焼けたか?と、見つめているうちに、ふと思い出したことがあります。 私が中学の時に、上の学年の先輩が白血病かなにかで、若くしてお亡くなりになりました。 その時に、とある不謹慎な教師が、 亡くなった A は、自宅でよく、電子レンジで調理されている食材を、すぐそばで中を見つめて、出来具合を見守ることが好きで、しょっちゅう、そうしていた…
2020年12月10日 08:46
歳をとるということは、カラダの部品が壊れたり、見た目が一層劣化したり、物忘れが激しくなったり、加齢臭が出たりと、とにかくろくでもないのですが、探せばきっと素晴らしいこともあるはずです。 若いうちは、単に探そうとしなかっただけなのでしょう。 2018年の12月、関西学院高等部の時のサッカー部の1年上のキャプテン、森井さんと神戸で会食をさせていただきました。 ふりかえれば、森井さんとプライ
2020年12月8日 16:23
じっくりと振り返ると、自分の人生……特に、世の中の見方を大きく変えてくださった「恩人」を、決して忘れることは出来ません。 まだ未成年だった私が、叩き込まれた哲学。「世の中に舐められるな、舐めてかかれ」「その為に大事なことは、《気合い》と《間合い》だ」 その恩人……恩師が、こともあろうに、この私に、「クボ、おまえは、俺をバカにしとるやろ?」「そんなこと、あるわけないやないで
2020年12月4日 00:12
5、6 年前の夏でした。 わざわざ山口まで奈良漬をぶら下げて会いに来てくださった、講道館の鬼と恐れられた柔道界の豪傑たる、めちゃくちゃマイペースな恩師から受けたありがたい忠告。「クボ……なんぼえらそうに 強がってもな、男なんちゅうもんは、いざとなったら弱い生き物やぞ、ワシもオマエも、よう似たもんや。 そらな、どんな親でもな、死んでおらんようになったらな、思いもせんくらいにガクッと、来るも