日本の住宅を世界で売るには?

最近、日本の住宅会社が海外進出しているニュースを良く見かけます。一番良く見かけるのは積水ハウスでしょうか。

大和ハウスもかなり進出しているようです。

アメリカでは戸建てREITが結構普及している印象ですが、各州ごとに建築規制が違うときに、各州ごとに建築業者と組むのではなくて、全土でサービスを展開できるような建築業者へのニーズが高まっているのでしょうか。

住宅棟には関与していないかもですが、同じアメリカでニューヨークの超巨大再開発であるハドソンヤードの再開発に三井不動産も携わっていたのも、日本の不動産会社の海外進出を感じさせます。

飯田グループも極東ロシアに進出しているようです。

URもかなり積極的に世界に出ています。住宅というよりは総合的なインフラを提供している印象です。日本の理系エンジニアは必ずしも豊かな住宅を作ってはこれなかったですが、戦前の都市インフラが台湾や韓国でも使われているように、都市インフラに関しては相当なノウハウを蓄積していると思われます。

https://kenmane.kensetsu-plaza.com/bookpdf/294/fa_06.pdf

こうした状況は日本の住宅環境が「ウサギ小屋」と揶揄されていた時代からすると隔世の感があります。

今後、日本の住宅をもっと世界で売っていくには、(三井不動産のように)オフィスと絡めたり、もっと大きく(URのように)都市インフラと絡めたりしていくことが重要だと思われます。
ただ、こうした公共セクター的なプロジェクトは有権者の期待コントロールが難しく、ある程度イメージ戦略も必要になってくると思います。
恐らく、カギになるのは「スペック」だと思います。昔のG-ShockのCMのように、バカバカしいぐらい強い「スペック」を持っている住宅であることを印象付けさせても良い気がします。それが何なのかは分かりませんが。爆破破壊が難しいとか?




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