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強者に求められるのは、弱者への優しさ 〜質問箱への回答その19〜

はろーこんばんわ。

質問箱に来た質問への、
回答と所見をいつものように
書いていこうと思います。

質問箱のサーバーが壊れているので、
直接返信ができないのは
ちょっと困りました。

今回の質問はこちら。

なかなか生きづらさを感じる

なろう小説の主人公になった彼は、
まだ主人公としての振る舞いに
なれてはいないようです。

そんな彼への回答を書いていきましょう。

・回答

質問ありがとうございます。

あなたは社会的なステータスを得たら、
他人に認めてもらえると思ったのに、 
そうではなかった事実に傷ついているのですね。

とりあえず、
そんなあなたをわたしは褒めてあげます。

偉いですね、よく頑張りましたね。
あなたは目標を決めて頑張れる人。
すごいと思います。

では、本題に入りましょう。

・男社会は目立たずにうまく負けないといけない
という質問ですが、
これは男社会だけではなく、
そもそもの社会においてそうです。

人は基本的には、
相手より自分のほうが優れていると思いたい。
当たり前ですよね。

あなたも他者と自分を比較して、
自分が優れているのに
認めてくれない、むしろ嫌われていることに
悲しんでいます。

優れた相手って特に男性では、
ただの競争相手です。
嫌いな方が普通。

でも、優れた相手でも、
嫌いじゃない人もいると思います。

その理由は、自分の味方であれば、
優れた相手でも好きになれるのです。
これは威光過程と言って、
他者の優れた成績を自分と同一視して、
自尊心を保とうとするこころの働きです。

ちょっと例を出してみましょう。
物語のキャラクターで人気があるのは、
・力持ちだけど優しい
・お金持ちだけど嫌味じゃない
・王族なのに平民に優しい
こういうキャラクターが多いですよね。

これって、優しく振る舞うってくるから、
自分の味方に思えるのです。

味方だと思えたら、
"こんなにすげえ〇〇さんとオレ友達なんすけどw"
みたいになる。

あなたは努力をして、
その結果が得られました。

それ故に、
いままで無礼た態度を取ってきた人に、
仕返しをするような態度を
取ってはいないでしょうか。

それをしてしまうと、
相手の体面はすごく傷つきます。
そして当然の結果として、
嫌われてしまうのです。

もしあなたが、
嫌な態度を取ってきた人たちに
そういうふうに振る舞ってほしくないのなら。

あなたのおかげでこうなれましたとか、
僕なんかでもできたし、
一緒にやってみませんか。

そういう感じで、
相手を立ててあげたり、
優しくしてあげる必要があります。

力を持つ人は、
優しさを求められますから。
先程のキャラクターの例のように。

あなたは他人に負けたくない、
という気持ちが強いかもしれませんが、
そういった態度を取るのは負けではないです。
むしろ、
強者の余裕がなければ取れません。

他人に認めてほしければ、
まずは他人を認めてあげることが大事。

あなたのような強い人であれば、
きっと簡単にできると思いますよ。

・所見

冒頭や回答にも書いた通り、
他人より優れている人、
上の立場にいる人は、
そうでない人には優しくすること。

これを求められます。

仕事の上司がもっと優しければなとか、
領主が税金を安くしてくれないかなとか、
お母さん宿題しろって毎日うるさいとか。

あなたも普段、
そういうことを思っているはずです。

そして横暴な振る舞い、
力こそ全てという立ちふるまいをすると、
革命を起こされるのが世の常。

なので、
それをされないように
優しくしてあげないといけません。

自分のステータスは、
努力をして得たステータス。
これは自分が頑張って得たものだし、
頑張ってない人は持っていなくても当然。
嫌なら頑張ればいいじゃん。
むしろ自分が上に行かせる気持ちを
掻き立ててあげている。

そんなようなことを、
質問者の方は思っているはずです。

でもこれ、
親が裕福な年収二千万の人に言われても
育ちが良いだけでしょ殴られたいん?
みたいに思える。

たとえその人が、
すごく頑張って得たとしていても。

そうじゃないとしても、
同じように合理化されて
努力ではない環境に結び付けられます。
自分の自尊心を守るために。

そして、
努力してすごくなりました。
お前はやんないの?
とか言ってくる人。

そんな人が隣りにいたら、
頑張れない自分が馬鹿に思えて
嫌になります。

なので感情的に殴られる。 
不味いところを探して、
大したことないんだと
思えるようになるまで殴られる。

能ある鷹は爪隠す、
なんて言葉もあるように
周りと仲良くしたいなら、
周りに殴られてると思わせない工夫が必要です。

それを自分が我慢してやっている、
ではなく
モブに優しくしてあげてんだはw
と思えることが大事です。

じゃないと嫌になっちゃいますから。

なろうの主人公は、
モブに優しいでしょう?

そんな感じの立ちふるまいが
できるようになると、
きっと周りの人と仲良くなれるでしょう。

それではまた。