撮影現場の必需品。現場で愛される「箱馬」という名の影の立役者|Hero behind the scenes named “Hakouma” is a must-have items at the shooting.
頑丈で、ちょうどいい。現場のアイドル「箱馬」
スタジオ撮影であろうが、ロケ撮影であろうが、撮影現場に必ずある小さな木箱。
基本のサイズが長辺45cm、短辺30cm、厚さが15cmなので、ほぼA3用紙と同じくらいのこの箱は、実に「ちょうどいい」。
ちょっとカメラを置いておくのに、ブツ撮り中にかさ上げするのに、疲れた時に腰掛けるのに、本当に、とってもちょうどいいのです。
それだから撮影現場では引っ張りだこ。「ちょっと箱馬持ってきて!」「箱馬ください!」の声が飛び交い、その度に箱馬は右へ左へと運ばれ、大切なカメラの下に、疲れた人の下に、高価な商品の下に、クライアントが見るモニターの下に、常に何かの下に置かれて、デンと構えています。
頑丈な箱馬には、「縁の下の力持ち」という言葉がとっても似合うのです。
もともと人や重い物を載せるものとして作られた「箱馬」
「箱馬」は、元々は舞台で使われていた物だったようです。
劇場の舞台の上に、もうひとつ高い舞台(二重舞台)を作る時に、土台となる箱のことを箱馬と呼んでいたとのこと。
人や美術を載せても大丈夫なように、上で演者がドタバタと演じても倒れないように、頑丈な木材で作られた箱。人や物を上に乗せるというところから「馬」の字がついて、「箱馬」と呼ばれるようになったと聞きます。
先述した長辺45cm、短辺30cm、厚さが15cmというのは、元々は1.5尺(45.1cm)×1尺(30.3)×5寸(15.1cm)が基準になっていて、なんとなく、その単位から歴史の深さを窺い知ることができます。
古来から舞台の世界で愛され続けた箱馬は、映画や映像の世界でも愛され続け、いまだに私たち映像制作の世界でも、なくてはならない存在として活躍しています。
「箱馬」愛をこじらせて。
だから、私たちドローイングアンドマニュアル社が、撮影グッズを販売するショップを作ろうと考えた時に、最初のオリジナル商品として「箱馬」をつくったのは自然な流れでした。
だってカメラマン、照明、美術、クライアントまで、撮影に携わるすべてのスタッフが扱う物だから。
私たちのショップは紆余曲折あって歪 / waiと名付けられましたが(その理由はこちら)、その名前とは裏腹に、ぴしっとまっすぐ、頑丈でかわいく、誰からも愛される箱馬を、オリジナルプロダクト第一弾として開発しました。
この箱馬は、歪 / waiのショップがある金沢の家具職人さんに、ひとつひとつ手作業で仕上げてもらっています。一般的には「頑丈だから」と、現場である意味では乱雑に、とってもワイルドに使われることが多い箱馬ですので、私たちの精一杯の愛を込めて、すべての角や面にやすりをかけて、長く大事に使ってもらえる製品を目指しました。
家でも使える箱馬を。
丁寧に作った箱馬ですので、お子様が触っても怪我をすることはありません。
箱馬本来の使い途に合わせ、高いところにある物を取るための踏み台にしたり、ちょっと腰掛けるための椅子にしたり、ソファと合わせてコーヒーテーブルにしたり、現場での箱馬のように、アイデア次第で色々な用途に使えます。
箱馬をいくつか組み合わせると、棚にしたり、机になったり、家具を構成する「パーツ」として使えます。飽きたら組み替えて別の家具にする、足りなくなったら買い足して棚を追加するなど、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのも魅力です。
ちなみに、金沢の歪 / waiでは、バンカーズボックスと組み合わせて棚として活用したり、商品を乗せる台として使用したりと、お店の展開に合わせて様々な使い方を楽しんでいます。
撮影現場に持っていくのも良し、使わない時には家でコーヒーテーブルにするも良し、キャンプで折り畳みチェアがわりに使うのも良し。ちょうどいいサイズと、頑丈さが売りの箱馬は、あなたのライフスタイルに合わせて、きっと末長くお役に立つはずです。
歪 / waiの箱馬が、たくさんの撮影現場の、たくさんの人の生活の「縁の下の力持ち」になることを願って。
https://wai-online.shop/collections/original-product
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