Blenderに挫折した人向けの3DCG学習方法について

Mastdonで3DCGについて語ってたら、たぶんこの情報はまとめたほうがいいなって思ったので、書いておきたいと思います。
Blender、機能が多すぎて覚えにくいですよね。しかもショートカットキーが多すぎてややこしくなる。
今回はBlenderに挫折した僕がどのようにしてモデリングなどを覚えたか、できるだけ近道を探しながら書いていこうと思います。
実際は2年くらいかけて見つけ出した方法なので、ほかでは見れない情報化もしれないので、よければ見てってください。
なお、貼ってる画像は僕が制作したものになってます。参考程度に。
使用するソフトは全部基本無料で使えるものなので、安心してください。
よろしくお願いします。

Blenderで制作したもの。モデリングは後程説明するxismo。

最終目標

Blenderで絵作りすることを最終目標にしたいと思います。
やっぱりBlenderかよ!って思うかもしれませんが、Blenderは機能が多すぎて初めて触る人には何が何だかって感じになりがちだと思います。というか僕はそうなりました。
一度挫折したものでも、ほかの視点から知識を得た状態で見つめなおすと理解できることがあります。
今回はそれを目指して、BlenderなどのCGソフトを扱えるようになりましょう!

モデリングソフトでモデリングした車

xismoでモデリングから始める。

まず紹介するのはモデリングソフトのxismo。
このソフトはモデリング(造形)専用ソフトで、モデリング以外のことはできません。
現状ポリゴンモデリングという方法でしかモデリングはできませんが、初めて3DCGに触れるなら、このソフトがおすすめです。

ポリゴンは3DCGの基礎的な部分でもあるため、ポリゴンの操作に慣れておけば

ポリゴンモデリングとは

まず、ポリゴンとは面のことです。3DCGは主に頂点、辺、面を使用して絵を作り出します。
頂点、辺、面を一つ一つ生成・調整して作っていく方法がポリゴンモデリングだと僕は思っています。
一方、粘土をこねるようにモデリングできるスカルプトモデリングという方法もありますが、それは現状xismoではできません。

勉強方法ですが、xismoは開発者が日本人なので、日本語のチュートリアルがYoutubeに上がっています。チュートリアルはイラスト描いてる人にはわかりやすい内容になってる感じですね。

情報が古いですが、詳しい使い方も講座で説明していらっしゃいます。
ぼくは講座のほうから入りました。
こちらは特に予備知識は必要しない気がします。

この辺を見るとCGの基礎知識が身に付きました。


UnrealEngine5でレンダリングしたピアノ

UnrealEngineで材質設定(マテリアル)を覚える。

モデリングだけでは絵作りは難しいです。映えない。
材質を設定することで高級感が出てきます。エモい。
今回は材質(material)の勉強にUnrealEngine(以下UE)を紹介します。

UEのいいところは、初期設定でそれなりにエモい画像が作れること。
デメリットは、少し重いソフトなので低スペックPCでは動きにくいことですかね。
Unityでも同じようなことができますが、いい感じに見せるには知識や設定が必要なので、どちらかというとUEをおすすめします。
技術的なことを言うとグラフィックボード(ノート型などのLAPTOPのPCでは内臓グラフィックチップ)が必要になるので、3DゲームのできるPCが必要になります。
UEはゲームを作るソフトですが、イラストなどにも活用できるため、結構万能に使えるなぁって思ってます。

リンクの動画全部見ると結構長いので、「こんなことができるんだなぁ」って程度に飛ばしながら見るといいかもしれません。

現在UnrealEngineはバージョン4のUE4とバージョン5のUE5が使用できます。

UnrealEngine4

いろんなゲームに採用されてきたUE4。なんと無料で使えます。
ぼくがCGを始めたことはUE4の時代でした。
とても分かりやすい材質設定(マテリアル)の入門書があるので、紹介します。

この本の古いほうで学びましたが、躓くことなく材質や画像テクスチャについて学ぶことができました。
結構分厚く、価格も高いですが、正直値段以上の知識が手に入った気がします。
学んだ知識はUE5でも使用できるところがあるため、ここからスタートするのもありだと思います。
また、毎月更新の無料アセット(モデルやマテリアルセットなど)もあるので、その月のアセットを調べてもらっておきましょう!(例:Googleで「2023 1月 UE4 無料アセット」など、その年や月で調べたら出てきたりします。無料でもらえるのは期間限定的なものもあるので、注意!)

UnrealEngine5

NaniteやLumenでより簡単に絵作りができるようになったUE5。
機能が増えたが、使いやすさはUE4の頃から変わってない気がします。
ただし、とても重いのでハイスペックなPCじゃないと動かないと思います。
無理に使う必要は今のところないように思いますが、最新のテクノロジーに触れたい方は一度触ったり調べたりするのもいいかもしれません。
ぼくも触っていますが、とても使い勝手がよく、好き。

ダウンロードとインストールなど

使用にはEpicGamesのアカウントの取得が必要になります。
UE4、UE5のインストール方法は、リンクのサイトの右上にあるダウンロードリンクに書かれています。

Blenderでレンダリングした車

Blenderに戻る

xismoやUEを勉強すると、あら不思議。今まで理解できなかったことが理解できるではありませんか。
3DCGについての知識も得た状態なので、わからないところの調べ方もわかるようになっていると思います。
ぼくはカメラ操作に躓いていたので、自分でキーをxismo風にカスタマイズして使ってます。
xismoでモデリングして、それをBlenderにもってきてレンダリング、といったように、モデリングとそれ以外でソフトを分けるのもいいことに気が付くはずです。
「別にBlenderにこだわらなくていいんだ」と思っていただけると幸いです。

さいごに

僕が2年くらいかけていきついた方法を書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
ぼくはゲームが作りたくてこの方法にたどり着きましたが、ほかにも覚えやすい方法はあると思います。
次は使ってるソフト、使ってみたソフトをまとめられるといいなぁ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?