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成澤親子との久しぶりの邂逅

帰ってきたら絶対会おう、そう約束していた親子がいた。成澤親子である。仕事終わりにサクッと焼酎、それが僕らのスタイルだ。コロナ禍では本当によく会っていた間柄だったのだが、「コロナ終わったら、きっとみんな海外に散らばっちゃうんだろうなぁ」との予言どおり、僕らは全くタイミングが合わない関係性になってしまった。そんな彼が用意してくれたイタリアン、当たり前だが彼の審美眼は素晴らしい。そんな親子の選択で普段は行かない日本のイタリアンにも足取り軽く訪れる。

積もる話がまるでダムの堰が放たれたように溢れ出る。思えば誕生日だったということもあって、覚えていてくださった親子。遅くなりましたーとお祝い会となっているサプライズ。最初はゆっくりスタートしながら、最後はワインやら焼酎やらが止まらなくなるのが、両家の飲みのスタイルだ。パスタまでのタイミングで一呼吸、そこからワインを頼んでギアが3速に入る。前しか見てない人たちとの話はとても大切だ。多くの人たちが、今の足踏みを気にして、未来を語ることを躊躇する。成澤さんは上海での新天地での戦いを熱く語るし、僕もそれをフムフムと頭を振りながら咀嚼していく。

何事も「志」なんだと思う。ワインと焼酎が5本空いたところで、僕は赤ワインを追加でいただく。そうなると4速からのオーバードライブがかかり、お互いが熱く「志」の話をぶつける。いつかまたONIGIRI FOR LOVEを開催したい、そんな想いがますます強くなって、息子さんのレオさんも「日程決めましょう」と盛り上がる。語弊がないように伝えたいのだが、コロナがなかったら、今の僕はない。そんな多くの気づきと感動をもたらしてくれたのが、この3年だ。いつしか誰一人としてマスクをしていない、店内でそして大きな声で笑い、そしてフィストバンプしまくって未来を語る。そんな僕ららしい時代がまた戻ってきたんだなぁっと改めて実感する。

成澤さん、レオさん、いつもありがとうございます!今度はもう少し早めに開催しましょう〜!

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