見出し画像

いよいよ明日開催!桂花ラーメンコラボ。「最低三度は食べてください。必ず病みつきになります」😎

桂花ラーメンという僕にとって特別なラーメンがある。オーストラリアから帰ってきて、10歳ぐらいのときだろうか。親父に映画に連れて行ってもらって、その帰り新宿でラーメンを食べて帰ろうという。とにかく汚いんだけど、俺の学生たちに人気でねと。親父は大学の先生をしていた、彼のゼミの学生たちと食べにいって知ったのだろう。名は桂花ラーメンという。お袋は豚骨の匂いが苦手とずっと言っていた、だから店につくと豚骨の薫りがガツンと来て、あぁこの薫りかと初めて豚骨の薫りというものを認識した瞬間でもあったかも知れない。

壁をみると「最初は味が濃く麺が生煮えと思うかもしれませんが、最低三度は食べてください。必ず病みつきになります。」との説明があった、なんかピンと来なかったが親父は珍しく「麺がとにかく生煮えみたいに硬いんだ」と話しながら、「何度か来るとハマるんだよ」と嬉しそうに話してくれていた。おそらく、親父と二人でラーメンを食べたのはこの一回だけだと思う。店の雰囲気、そしてこの強烈なインパクトがある麺とスープ。そして親父と二人で食べたという、男同士の内緒感。マセガキだった僕にはそのすべてが旨味のエッセンスだったのだろう。今でも印象深い時間として覚えている。

画像1

そんな桂花ラーメンとのコラボレーションが決まった。ラーメン評論家の大崎さんにお願いしたところ、つないでいただいてそこからの交渉となった。長い歴史の中でほとんどコラボレーションをしたことがない桂花ラーメン。初めての和牛とのマリアージュがとても楽しみだ。今回生まれる新しい一杯は和牛太肉麺だ。太い肉の麺と書いてターロー麺と読む。この一杯は東京進出したときに生まれた一杯だ。僕はバーニーズ・ニューヨークでバイトをしていたときから、昼間はこのターロー麺を食べてにいっていた。ノーマルのラーメンも好きだが、あのシャキシャキのキャベツと濃い味のバラ肉チャーシューがたまらない。魔法の油こと、マー油を初めて作ったのも桂花ラーメンと言われる。このマー油とキャベツの相性もいい。とにかく完成された一杯なのだ。

画像1

いよいよ明日金曜日、土曜日の二日間。桂花ラーメンxMASHI NO MASHIコラボが開催される。この一杯はぜひ食べてに来て欲しい。僕も期間中、2回ほど足を運ぶ予定だ。今からとても楽しみな一杯だ。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?