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久しぶりに映画館に足を運んでみたのだ

朝食に来てくれた常連のゲストがこれから映画を観に行くと話しているので、聞けば封切られたばかりの「シン・ウルトラマン」だという。僕は大のウルトラマンシリーズ好きであった。ビニールフィギュアはたくさん持っていたし、小さな単行本はすべて集めていたし、全シリーズの歌詞も諳んじて歌えた。いつの日かウルトラマンにジッパーが付いている事実を知ってからか忘れたが、僕からウルトラマン熱は消えたが、ファミマ40年の歴史を塗り替えたULTRA GARLICチップスなど、随所にULTRAが使われているのは実はそんなバックグラウンドがあるからだ。こういう時は、観に行くに限る。せっかくだからIMAXだろうということで、日比谷の東宝まで足を運んだのだった。

映画はかなりの珍品だったが(笑)、個人的にはIMAXだったし、ウルトラマンへの愛も感じられたしと、楽しいひとときだった。日本の映画館でいつも思うのは、エンドロールをほとんどの人が観てから席を後にすることだ。アメリカではエンドールが始まった瞬間に席を立ち上がる。この文化の差はどこなんだろうなぁっといつも思う。最近はエンドロールにもコンテンツが入っていることが多いのだが、今回は何も起きない普通のエンドロールだった。「やっぱり何も起こらなかった」と隣の客がぼそっと呟いていたらしい。このあたりのボヤキも日本人っぽい。

エレベーターで移動しようとすると、人数制限と言われて6人までの整列をさせられた。途中の階までは担当係員を配置して厳しい制限があるものの、何故かある階を過ぎると、人が大量に乗り込んできて満員列車状態となった。うーむ、あれは一体なんの意味があるのだろうか。そういえば映画館でもそうだった、ポップコーンなどのフード&ドリンクは映画が開始するまでは食べないでくださいとの説明があった。そんな無意味な説明をするぐらいであれば、映画前に行列ができて全く買う気になれないあのコンセッションの仕組みを改善する方に頭をよっぽど使った方がいいように思う。エレベーターの件も然り、人件費を無駄なところに捻出するのはみんな好きだ。シンシリーズではなくて、珍シリーズはここでもまだまだ続きそうなのだった。

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