見出し画像

リクライニング拒否するパソコンオヤジ

日本にいると不可思議なことに出会う。昨日隣の人がリクライニングを倒そうとしたら、後ろのオヤジに倒さないでと強い口調で押し返される。どうやらパソコンをしているから倒されるのが嫌らしい笑。そりゃおかしいだろうということで、フライトアテンダントに伝えるが、色々と協議した結果の返答が「本来はリクライニング出来る権利は皆さんにあるのですが、仕事をなさりたいとのことなのでお互いに譲りあってもらえれば」との回答。

ジャパーーーーーーン。笑

僕はリクライニングバリバリしているので、失敬だが思わず吹いた。以前相方の堀江が、リクライニング倒す時に、後ろに挨拶して許諾を得る人たちのことを書いていたが、この回答も実に意味不明なやりとりだと思った。子供がいて倒そうとしている人に、パソコンするのに邪魔だからと椅子を押し返すオヤジに譲り合いの精神というのは無いだろう。

僕も思わず「それはおかしい理屈だと思いますよ」と伝えた。なぜなら譲りあっていないのは隣の人の子連れではなくて、眉間に皺寄せているオヤジだからだ。残念ながら日本人は、クレーム処理でも「うるさいオヤジ>子連れの母親」で事を収めようとする。こういう時に大切なのは全体最適の概念である。リクライニング拒否できるというルールは存在していない、フライトアテンダントも伝えた通り、誰しもがリクライニング出来る権利がある。だからパソコンを少し後ろにずらすなりさせればいいだけの話だ。しかもちょっと席が広いビジネスクラスみたいな席だ。「赤ちゃんを抱えられているのでリクライニングさせてあげてください」とフォローするのが、世界標準だろう。

実にジャパンなやり取りだったなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?