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中東ツアーから帰国!いよいよ、明日書籍「ウルトラ」ニッチ発売!

フライトの関係上、今回は成田に帰国した。どことなく昭和な感じがぷんぷんしていて、飛び立ったアブダビ空港との差にも驚くが、まぁこれが日本っぽいところなんだろうなぁっと思う。初めて訪れる日本の玄関口が成田だったら、みんなどんな気分になるんだろうか、と毎回想像してしまう。スタッフでOCから帰ってきたのがいて、本人はジョンと呼ばれたがっているのだが、ジョンはすでに香港のうちのバーテンダーがジョンというのと、入りたての頃ちょいちょいミスしていたので、僕はチョイと呼んでいる。視覚障害者用の黄色の突起物に、ホイールが絡まり転けそうになるが、その先に黒メガネをかけて手を降っている怪しいヒョロっとした男がいる。黒縁メガネをかけているが、どうやらチョイっぽい。みればWELCOME BACK BOSSと書かれたパネルを持っている。ただしかなり遠いので、よく見えない。ここまでやるんだったら、もっとサプライズの方法があるだろうにと、こういうところが実にチョイっぽいのだが、僕も家族も温かい気持ちになる。

こういう+1度の温もりみたいなものを僕らはとても大事にしてきた。世の中にとってはどうでもいいことではあるが、この+1度の暖かさが、心に届いて一生忘れられない記憶と変わることがある。一歩先のドアを開けて差し上げる、そんな心の余裕をいつでも持ちたいものである。さて、今週は「ウルトラ・ニッチ」が出版される週だ。1月31日発売になる。自宅に着くと、最終盤の見本誌が迎えてくれた。本で育った人間として、自分の言葉が一冊の書籍にまとまっているというのはとても不思議な気分になる。PRの一貫として、ロンドンで和牛も一緒に売っていたことがある三戸政和さんのラジオに出演して、本のPRをさせていただく。そして、長い付き合いとなったシェフの米澤文雄さんのサロンでも「ウルトラ・ニッチ」な対談をした。これだけの長い期間、7年をかけて書きつづけた文章が、一冊にまとまるというのは、僕自身もそのときの自分の気持ちなり、考えなりを再び知ることが出来るので、とてもありがたい一冊になっている。

あなたの心の温もりが一度高くなるように、ぜひこの「ウルトラ・ニッチ」を手にとってもらえたら嬉しい。


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