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藍島の赤ウニとプロパンBBQ

夏のウニは赤である。東京でも珍しくなくなったこのウニを全国区にしたのは由良の赤ウニだろう。淡路からやってくる小さな木箱に入った小粒子ウニである。神戸の寿司屋で食べた時はその新しい味覚にえらく感動したのであった。

5年ほど前だろうか、照寿司が地元北九州の小島、藍島で取れる赤ウニをフィーチャーして使い始めた。小倉から船で30分ぐらい走らせたところにある人口200人ちょっとの小島、藍島がその生産地だ。彼の発信力も手伝って、当初は箱で1500円だったそのウニは今や1万円を越すプレミアムアイテムとなっている。

ちょうど昨日から解禁だったのだが、海のコンディションが悪く今日が漁はじめとなった。今日は照寿司の渡邊さんと成澤シェフと一緒にこの赤ウニの解禁したばかりの大粒を食べにきたのだった。今年は海流が冷たくかなりの数が死んでしまったとのことだったが、ご用意いただいた赤ウニは、身も大きく鼻抜けする香りがなんとも言えぬ、それは北海道の馬糞や紫とは全く違う種の深い味だ。

藍島の港にプロパンガスのタンクを半分の割ったグリルで、BBQをする。割りたての藍島の赤ウニを手の甲に乗せて舐める。カンカンに太陽が照りつける中で、冷えたハイボールとの相性が抜群である。焼く主役は神戸ビーフである、漁師のみなさんと一緒に鮑はサザエとともにこのビーフを食べていく。これは明らかに世界コンテンツのBBQだ。早くこの感動を東京にも伝えたい。

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