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APPLE VISION PROで変わるクリエイティビティ

USマネージャーの自宅に届いていた日本から頼んでおいたAPPLE PRO VISION、ここ数日色々とテストしている。色々なメディアなどですでに観ていたので、想像はしていたがやはり体験することは全く違う。何よりも立体的に撮影できる、空間表現ありのSPACIOUSな撮影によりアリシア・キーズのスタジオ録音ものなどは鳥肌ものだ。ADVENTUREシリーズも冒険ドキュメンタリーものの全く新しい体験価値を見せてくれる。ライブスポーツなども撮影方法が劇的に変わることだろう。リビングルームに置いてある箱に映し出されていたものから、自分があたかもその場所にいる疑似体験が出来るという臨場感は、体験価値が全く違う。

個人的に感動したのが、SPACIAL VIDEO CAPTUREで様々なシーンを抑えておくことだ。僕の場合はプライベートで子供がまだ小さいので、色々と撮っておくのだが映像を再現するとまるでそのシーンが現実のものとして再現される。昔みたSFものの映画のワンシーンと全く同じ感動だ。このビデオがiPhoneからも撮れる、このシーンは確実にVISION PROで残しておきたい、そういうときはこのSPACIAL VIDEOをオンにすればいい。技術の進化は凄まじいものがあるから、今撮ったビデオはデジタルカメラ初期のカシオの画像のようなそんな感じに将来はなるのかもしれないが、それでもこのときの子供の表情を立体的な映像として抑えておけるのはそれだけでも価値があるだろう。

個人的には産地の映像を見せながら、その食材を食べるということだ。脳がどのぐらい覚醒するかわからないが、全く違う五感の使い方となるはずだ。昆布漁師が歯で咥えながら、海の中を覗く、そこに揺れる昆布たち。そして次の瞬間、口の中に磯の香りと旨味が広がっていく。想像するだけでワクワクする。もう一つやりたいのは、ポップアップをしながら舞台裏を撮影しておきたいということだ。ツアーでも実際に面白いのはその裏側だ。どのように調理されて、どのように人が動き、そしてどういう導線でそのメニューがサーブされていくのかなど、POVで撮れたら確実に面白い。

重量は明らかに重いし、初期の携帯電話のように紐がついて外部バッテリーと繋がっている。それでもプロトタイプに近い、このプロダクトを触って体験するということはとても重要なことだと思う。すぐに軽量化が進み、将来はコンタクトレンズや埋込型になることだろう。リアリティとバーチャルを上手く融合させて、テクノロジーの力を借りていくのだろう。それは電卓でできて算盤が消えて、インターネットができて様々な情報に瞬時でiPhoneからアクセス出来ることになったことに他ならない。久しぶりにワクワクするアメリカらしいプロダクトに触れることができた。



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