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WAGYUMAFIA X WARREN LOTAS コラボ発表

昨夜のLAでのショーをもって、ようやく長かったUSツアーが終了した。コロナ禍より密かに動いていたWARREN LOTUSとのコラボ発表するというプライベートディナーが最後だった。WEST HOLLYWOODにある彼らのフラグシップストアの2Fをレストランに変えた。前回のマリブのイベントでは大型のキッチンを設営したが、小さなレストラン一軒作れるぐらいのコストがかかったので、今回はそのスペースもなかったので、モバイルキッチントラックをチャーターして裏路地につけた。サービングテーブルはビリヤードの台を活用するという久しぶりにWAGYUMAFIAらしいロックな設営だった。

大学の寮の小さなキッチンで毎晩料理をしていた自分にとって、同じく寮でデザインを始めたWARRENとのコラボは何もかもが手作りで楽しいプロセスだった。彼のブランドはNIKEとの訴訟で一躍有名になる。そこからNBAの数々の仕事が決まるのだが、当時のNIKEとの訴訟がファッション業界においてノックオフ(いわゆるコピーなのか)かオマージュなのかという議論を巻き起こしたのは記憶に新しい。これはWAGYUMAFIAの歴史にも似ている、ワギュスコをタバスコオマージュしてリリースした際にはタバスコ本社から20ページの文章が届き、そしてビッグワッグのラッパーをマクドナルドの当初のラッパーをオマージュして作ったら、マクドナルド本社から連絡が来た。

メニューはシルクスクリーンでWARRENにデザインしてもらう、気づくゲストは気づくがメニュー自体がアートピースになっている。ネームカードはナイフのデザインとなっており、そこに僕らの箸が交差する。LAに戻ってきたなぁっと感じるゲストリスト、そこにポンコツのおもちゃみたいなマイクの音がなぜか今夜の僕にとって調子がよかった。BECKが帰り際に「最高だったよ、二週間後に日本に行くから連絡するよ」と耳元で呟く。彼の曲のように昔はLOSERだったなぁっと、青白いライトの路上にてサビを口ずさみながら家路につくのであった。

http://bit.ly/ULTRANICHE


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