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歳をひとつ重ねて思うこと

気づけば一つ歳を重ねることになった。不思議なもので年々、歳というものを本当に意識しなくなっている。ひどいのは自分の歳も忘れるので、妻に確認したりする次第だ。いつもフォーマットに落とすことを意識している僕にとっては、この誕生日というのはよくできたシステムだなぁっと思うのだ。人は思いに耽ることが出来る動物だ。この日だけはその人のことを思ったり、考えたりする。そんなキリ番的なイベントを年一でフォーマット化したことが、実に人間らしい行為だと毎回思う。

誕生日会は苦手である、だから照寿司TOKYOのオープニングを敢えて同じ日にしてなべちゃんのお祝いでもあるということでなんとか受動的な恥ずかしさを能動的な喜びに変える努力をしている。だから参加者は「え?浜田さん、今日誕生日だったんですか?」と聞かれたりもして、それぐらいがちょうどいい。多くの方々がやってきてくれて、そしてプレゼントを持ってきてくれたりする。南米で僕のことを考えてわざわざそこで購入したものを持ってきてくれたり、首の調子が良くないことを考えてくれてディコンプレッションする枕を持ってきてくれたり、そしてまだ世の中に出ていない酒を持ってきてくれたり、そしてビデオメッセージで参加してくれたりと、僕にとってはとても不思議な時間だが、とてもプリミティブな人間の喜びみたいなものを感じる、そんな一日になっている。

ビジネス面ではようやくWAGYUMAFIAグループとしても全体の30-40
%ぐらいまでのストラクチャリングにきている。ちょうど踊り場に到達しているか、それぐらいのタイミングでしっかり考えて戦略的に行動に落とすなり、そして組織にしていく作業が求められていく、とても重要な節目である。僕はビジネスとプライベートのバランスを整えていくのがいつも難しいと直面するタイプだが、幸いにも家族が増えて、娘が2歳になったことでコミュニケーションもバリエーションが発生して、フィジカルな時間はなくなるが、精神的な充足感は当然のごとく飛躍的にゲインするわけで、それがビジネスにおいてもいい影響が出ているのだろうと思っている。


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