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おにぎりプロジェクト第14弾:山陽盃酒造編

早いもので成澤シェフとのおにぎりプロジェクトも14回目となる。予てより日本酒の故郷でもある播州で開催したい、そんな想いを福島の会津若松の宮泉銘醸の宮森ブラザーに伝えたところ、一度WAGYUMAFIAにも連れてきてくれた壺阪さん率いる山陽盃酒造はどうか?ということでバトンを託してくれた。兵庫県、姫路。僕らの屠畜場があるため、よく訪れる地だ。そこから車で北上すること1時間ほど、揖保の糸で有名な揖保川を渡り、宍粟市(しそうし)に到着する。今回の山陽盃酒造の舞台だ。

奈良時代に編纂された播磨国風土記に日本酒が生まれた記述が登場する。宍粟郡庭音村についての記述が、それだ。「大神の御乾飯が濡れカビが生えた、そこで酒を醸造させ、庭酒(にわき)として献上させた」そう庭酒の村、それが今の庭音村だ。庭酒で酒宴が開かれた場所が庭田神社だ。今回その庭酒が生まれたとされている場所にも足を運ぶことができた。木々の種類によって色がちょうど塗り絵のように境界線をもって変わる、そんな日本昔ばなしに出てくるような山々に囲まれてこの日本酒が生まれた街はある。

明るい笑顔で迎えてくれた壺阪さん、ここまで来るには大変な道のりがあった。4年前に火事で半焼した蔵。蔵を開けると中国語で書かれた「加油播州一献」の旗が壁に飾られている。台湾のパートナーからの旗だという、沢山の寄せ書きが所狭しと書かれている。わざわざこの旗を届けにだけ来てくれて、と嬉しそうに語る。このエピソードからも彼の人柄や人徳が伝わってくる。新しくなった蔵を見学させていただいた。焼け残った古き伝統ある蔵も守りつつ、ルートの工夫など随所に壺阪さんらしさが見える新しい蔵だ。分析室では蒸留せずにアルコール度数を測ることができるマシーンなど、最新の設備を導入しアップグレードしている蔵の取り組みが分かる。

さて、今回のおにぎりたちの紹介をしよう。成澤シェフは鮮やかなピンクのおにぎり。塩漬けの桜と赤しその薫りがまるで桜餅のような薫りを鼻腔に届けてくれる。僕はお言葉に甘えて贅沢にも明石の鯛を浜蒸しのように塩漬けして蒸したものに柚子の薫りを添えた。朝から総出でみんなで握り合う、おにぎりプロジェクトの風景。握り終えた後には笑顔で握りあったおにぎりを頬張る。成澤シェフと前夜祭でおにぎりプロジェクトの意義を語った。また二人でしっかりこのおにぎりプロジェクトを展開していこうと話し合う。回数を重ねていくと、人と人がこのおにぎりを通したコミュニティの中で繋がり出していく、それこそがこの時代に一番求められている「結び」なのかも知れない。

今回ご協力をいただいた皆様へ、この場を借りて成澤さんと僕よりお礼を申し上げたい。

山陽盃酒造壺阪さん/関さん そして蔵人の皆様
ポトマック 中塚さま
黒十スタンド(株式会社ポトマック) 清水さま
播州地酒と全国銘酒・肴 ひの  日野さま
炙屋いごっそう 冨田さま
Bar Il Frutto 本田さま
柴原精肉店 柴原さま
株式会社エルデベルグ平井 平井さま
株式会社エルデベルグ平井 染川さま
まる雅 津田さま
まる雅 山内さま
Sadoya community & sake  坂口さま
しそう日本酒まつり実行委員会 長野さま
あまから手帖 中本様
コガネブリュワリー㈱ 飯田さま
宮泉銘醸 宮森義弘さま
宮泉銘醸 宮森大和さま
宮泉銘醸 山口さま
下村酒造店 下村様
平和酒造 山本さま、柴田杜氏
グリーン興産 石原様
㈱鮨源 佐藤さま
前井製麵所 前井さま
毎日放送 越智さま
一宮酒造有限会社 浅野副杜氏
日本丸天醤油 さま
公立宍粟総合病院のみなさま




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