見出し画像

会社を辞めたいと思っている人たちへ

アメリカから戻ってきて、2年ほど色々あって、ソニーに入れてもらってそこから起業人生というのが僕の今だ。転職はそういう意味では一度もしたことがない。だから書ける仕事の意味というものがある。

相方の堀江はもっと数が多いだろうが、僕を飛び立っていったスタッフで社長になった人は100人ぐらいいる。みんな心の中で何か大切なものをもって、チャレンジしたのだと思う。不思議なのは、辞めていった人間のほとんどが時間経過と伴い、ビジネスの相談に来る。それはとても嬉しいし、僕も彼らや彼女たちの質問に自らの今を問う。

19歳のときに僕は独立というか、社長業になることを選んだ。そのときに辞めるという権利を破棄したんだと思う。ビジネスにおける人生の決断としてそれが僕がした一番賢い決断だったと思う。辞められない権利。それが僕の人生に大きかった。

だから辞めてだめだというわけではない。ただし、自分がどういう自分に昇華するのかを必死で考えてその上で一人で立ち上がる権利というものを行使すべきだと思っている。一人はものすごく一人だ。これを楽しみとして捉えるのか、悲しみと受け止めるのか。社長業を選んだ人のすべてがそうだとは言えないが、どうせ選択するのだったら楽しみに感じてもらえるようにしてもらいたい。

人生なんて、答えの無い羅針盤のようなものだ。

希求すべきは自らの幸せ。それをしっかり考えてもらえればなと思う。不思議に独立してまず探すのは仲間だ、だから結局独立するっていうことは、仲間探しのファンファーレなのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?