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アメリカツアーにおける適正VISAの取得について

アメリカに到着した。

急遽フライトを変えたので、サンフランシスコ経由でダラスに行く。サンフランシスコで入国手続きということになる。妻は米国籍なので米国籍レーンに入る、僕はアーティストVISA(O-1)があっても必ずスクリーニングルームに飛ばされる。毎度のことなので慣れっこだが、今回はいきなりの喧嘩腰での戦いだ。2019年なんで入国拒否されたの?その後どうやって入ったの?いつ来たの?あなたもう3回も来てるじゃないの?その時も仕事?ノンストップで矢継ぎ早に質問が飛ぶ。結局30分ほどで、パスポートを渡されて「どうぞ!」ということになる。

このプロセスが不思議な話だが僕にとってアメリカを特別な国させているように思えてくる。だいたいスクリーニングルームは同じで、出る時もいつもの特別な扉から出ていく、細い通路があって抜けるとそこがバッゲージクレームである。晴れて入国できた感が押し寄せるのだ。一度でも入国拒否を受けたことのある人間でしか全くわからないであろう特別な感情だ。

こんな話を書くと、どうやってツアーしているのかなど聞かれることが多い。驚くのは多くの人たちが観光ビザでポップアップしているという事実だ。しっかり適正なVISAを取らないと一度取り消されるとその代償は大きい。僕らはスタッフもO2ビザを取って、それ以外のスタッフは連れてこないという徹底したルールでアメリカツアーに臨んでいる。1人VISAを申請するだけでかなりのお金がかかる。だからこそスタッフも選ばれた気持ちで臨まないといけないし、今回もその実績をしっかりと作りたいと思うのだった。

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